Webライティングをしていれば、ミスはどうしても出てしまうものです。
ただ、「Webライティングの失敗事例をあらかじめ知っておきたい」「頻出のミスを事例で教えてほしい」そういった方も多いのではないでしょうか?
今回はそういった方向けに、Webライティングで頻出するミスを10個、例文を交えて紹介していきます。
現役のSEOディレクターとして記事確認している中で、実際に多いミスを厳選していますので参考にして日々の業務に役立ててください。
Webライティングで頻出のNG例文【10選】
Webライティングで頻出するミスは、以下のとおりです。
- 「たり」の誤用
- 複数の主語
- 文のねじれ
- 長い文
- 冗長な言い回し
- 同じ表現の多用
- 文末表現の連続
- 口語表現
- 改行のない文章
- トンマナの不統一
それぞれ事例を交えて、具体的にどういったミスなのかを説明します。
1. 「たり」の誤用
Googleからペナルティを課されたWEBサイトは、順位を大幅に下げたり、インデックスから除外されてしまいます。
「たり」は、「〜たり、〜たり」で使うのが正しいとされています。最初だけ「たり」を用いて、2つ目の要素には「たり」を用いないケースを何度も見てきました。「たり」に限らず、正しい日本語を心がけましょう。
2. 複数の主語
(私が)効果的なFacebook広告のクリエイティブ作成について説明する前に、まずは(読者が)Facebook広告のクリエイティブの種類を理解することが重要です。
一文の中に主語が複数使用されるケースも多いです。主語が明記されている場合もありますが、主語を省略する際にはより注意が必要です。一文に一つの主語となるように、文を分割するなどしてください。
3. 文のねじれ
これまで弊社では、Webマーケティングの戦略立案から運用・アフターフォローまで、一気通貫のサービスを提供しています。
文のねじれとは、先述のような主語と述語が違うという誤りです。ここでは広義に捉えて、語句と語句の繋がりが捻れていることを指しています。例文では、「これまで」と始まっているにもかかわらず、「しています」と締めているのが誤りです。
4. 長い文
なお、英検ではライティングやリーディングだけでなく、リスニングやスピーキングの対策も行う必要があるので、テキストを用いた学習やエッセイなど作文の練習をするだけでなく、海外ドラマを用いてシャドーイングをしたり、オンライン英会話で実際に英語を話すことで得点アップが期待できます。
一文が長いと、ぱっと見で内容を理解することができません。Webライティングで書く記事はスマホで読まれることがあるので、特に注意が必要です。一文一意を意識して、トピックごとに文を分割するようにしましょう。
5. 冗長な言い回し
まずは基本的な内容を理解するようにしましょう。
長文SEOが流行った背景もあり、Webライティングでは長文が良いというイメージがあります。そのため、不用意に文を長くして、冗長な言い回しをしてしまいがちです。上記の例では、「理解しましょう」で十分意味は伝わります。
6. 同じ表現の多用
この記事ではWebライティングのコツを説明します。この記事を読めば、Webライティングを正しく行って、マーケティングに役立てることができるでしょう。
同じ表現を多用すると、稚拙な文章に見えてしまいます。キーワードとして狙っている同じ言葉が複数回出てくるのは、記事の流れとして自然です。上記例文の「この記事」のように、特に重要でない語句は言い換え表現などを用いて連続を避けましょう。
7. 文末表現の連続
Webライティングは、Webコンテンツ作成において重要なスキルとなります。構成作成では、ユーザーニーズの洗い出しや関連キーワードのリサーチが必要とされます。
また、執筆段階ではユーザーニーズに沿った内容を記載したり、ユーザーの心理状態に合わせて順序を調整したりする必要があります。
文末表現が連続してしまうのも、文章が稚拙に見える要因です。特に「〜ます」「〜です」の連続はよく見られます。同じ文末表現が続くと文章のリズムも悪くなるので、意識して調整したいところです。
8. 口語表現
競合上位ページが共通して扱っている内容は、必ず見出しに含むようにします。でも、それだけでは競合ページのコピーにしかなりません。
「でも」や「ちなみに」、「あと」などは口語表現です。企業のオウンドメディアなどでは、ブランディング的に避けるのが一般的です。個人ブログなどでフランクさを重視している場合は、口語表現を意図的に使用する場合もあります。
9. 改行のない文章
調べながら執筆をしてしまうと、どうしても参考ページ・文献に似通った内容になってしまいます。コピーコンテンツとみなされれば、上位表示されることはありません。したがって、あらかじめ内容をリサーチし、自分の中に落とし込んでおくことが重要です。執筆時は、自分の頭の中から知識を引っ張り出して、自分の言葉で書くようにしましょう。
改行のないまま文字が連なっていると、ユーザーは読みにくく感じます。スマホで記事を閲覧しているユーザーにとっては、特に読みづらいでしょう。2〜3行を目安に改行をして、読みやすいように調整してください。
10. トンマナの不統一
コンタクトレンズに慣れている人は、メガネをかけると違和感を感じてしまうかもしれません。眼鏡レンズの湾曲が原因となることもありますが、コンタクトレンズとめがね度数の違いのように、使い続けることで慣れるケースもあります。
トンマナとは、メディアにおけるトーンやマナーのことです。漢字にするのか開くのか、口語なのか文語なのか、「ですます調」なのか「だ・である」調なのか、などをメディア全体で統一します。上記例文では、「めがね・メガネ・眼鏡」が混在しているため、どれかに統一しなければなりません。
Webライティングの正しい考え方
個別具体的な例文で説明してきましたが、ここでは核となる考え方を紹介します。Webライティングを何となくで行っている方もいると思うので、一度正しい考え方を把握して、自分の中に落とし込んで見てください。
簡潔に分かりやすく
Webライティングの基本は、簡潔に分かりやすく書くことです。メディアにもよりますが、一般的には、その道の専門家やプロをユーザーとして想定していません。
また、Webメディアを閲覧する大半の人が、スマホからアクセスしています。スマホユーザーにも読みやすいように、簡潔に短い文章を心がけると良いでしょう。
違和感を与えない
文章が綺麗である必要はありませんが、最低限日本語として違和感のない文章が求められます。なぜなら、文章に違和感を感じてしまうと、内容が頭に入ってこないからです。
また、日本語の些細な違和感が、メディアの信頼を下げてしまう恐れもあります。正しい日本語を心がけ、ユーザーに違和感を与えないように注意しましょう。
メディア全体で統一する
Webメディアを運営する理由の一つとして、企業ブランディングが挙げられます。つまり、メディア全体の雰囲気を統一し、ユーザーにイメージ付ける必要があるということです。
サイトのデザインはもちろんですが、文章の統一感もイメージに影響します。メディア全体を意識したトンマナで執筆するようにしましょう。
例文を確認して質の高いWebライティングを
今回は、Webライティングで頻出するNG例文を紹介しました。最後に改めて、NGな書き方を確認しておきましょう。
- 「たり」の誤用
- 複数の主語
- 文のねじれ
- 長い文
- 冗長な言い回し
- 同じ表現の多用
- 文末表現の連続
- 口語表現
- 改行のない文章
- トンマナの不統一
もちろん人間なので全て完璧にできるとは限りませんが、推敲を行って少しでもミスを減らすことが重要です。また、FBをもらった際は素直に受け入れて、次回の執筆に活かす姿勢も忘れないでください。
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