WordPressは管理画面から様々な設定をすることができます。
例えばサイト名や、そのWEBサイトにアクセスするためのURLなど、運営にかかわる大事な部分も「設定」から行うことができます。
WordPressの管理画面の見方や各種設定の仕方はこちらの記事を参考にしてください。
→ WordPressの管理画面の基本的な使い方を詳しく解説
この記事では複数ある設定項目の中から、記事のリンクやコメントに関する「ディスカッション設定」について記載しています 。
ディスカッション設定の概要
ディスカッション設定で変更できるのは以下の7つです。
- 投稿のデフォルト設定
- 他のコメント設定
- 自分宛のメール通知
- コメント表示条件
- コメントモデレーション
- コメントブラックリスト
- アバター
では、ディスカッション設定の画面を開きましょう。
まず管理画面を開いたら、左側のメニューから「設定」にカーソルを合わせ「ディスカッション」をクリックします。
それではディスカッション設定の各項目について解説していきます。
ディスカッション設定の各設定項目
ディスカッション設定の管理画面はこちらです。
ここから各項目について一つずつ詳しく解説していきます!
投稿のデフォルト設定
投稿のデフォルト設定は3つあります。以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる
あなたが作成した記事内に他のWEBサイトやブログへのリンクを張った場合、そのことをリンク先に通知するための設定です。
リンク先に通知したくないという場合はチェックを外しましょう。
新しい記事に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
あなたが作成した記事を、ほかのブログにリンクされた場合に通知を受けるための設定です。
通知を受けたくないということがなければチェックをつけておいたままでよいでしょう。
新しい投稿へのコメントを許可する
あなたが作成した記事にコメントを許可するための設定です。
チェックを入れるとこのように、投稿に対してコメントを載せることができるようになります。
なお、「これらの設定は各投稿の設定が優先されます。」と書いている通り、各投稿の管理画面“右下”にそれぞれチェックできる欄があり個別に設定できます。
他のコメント設定
他のコメント設定は全部で7個あります。
コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする
コメントフォームの「名前」と「メールアドレス」の入力が必須になります。
コメントフォームはこのような入力項目があります。
入力の手間やメールアドレスの入力を嫌がる人もいるので、コメントが少しでも多くほしいという方はチェックを外すとよいでしょう。
管理面で不安を感じる方は、後述する「コメントの承認を必須にする」という項目にチェックを入れれば勝手にコメントが公開されることはないので安心してください。
ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする
WordPressはユーザー登録をしてWEBサイトの管理を行うことができます。
管理画面からユーザー一覧を表示することができます。
コメントをログインユーザーのみにしたい場合は、左側のメニューから「ユーザー」にカーソルを合わせ「新規追加」をクリックし、新規ユーザーを追加します。
なお、WordPressのユーザーには権限がいくつかあり、記事の閲覧とコメントのみ権限を与えたい場合は、権限グループを「購読者」に設定しましょう。
購読者はWordPress管理画面に入っても、自分のユーザー設定とサイトの更新情報しか見ることができません。
「 」日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる
記事を公開してから、フォームに入力した日数が経過するとコメントフォームが閉じるように設定できます。
コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します。
ここにチェックを入れると「次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する」というチェックボックスが表示されます。
Cookieとは、ブラウザにWEBサイトから何かしらの情報を取得し保存する機能を言います。
ここにチェックを入れると、”コメントしたWEBサイトと入力した名前・メールアドレス・サイトの情報”が紐づいてブラウザに保存されるため、別の記事を開いてもコメント欄には前回入力した内容が自動的に入力され手間を省くことができるようになります。
コメントを「 」階層までのスレッド (入れ子) 形式にする
これはコメントに対する返信コメントを入れ子にするための設定です。
こちらは入れ子にした場合です。コメント1に対しての返信が右にずれて表示されています。
こちらは入れ子にしなかった場合です。
すべてのコメントが同列に表示されます。
1ページあたり「 」件のコメントを含む複数ページに分割し、「 」のページをデフォルトで表示する
これはフォームに入力した件数ごとにページを切り分ける設定です。
コメントが増えるほどページは縦に長くなっていくので、コメント欄の下にもコンテンツがあってみてもらいたい場合などは1ページの表示件数を調整しましょう。
またページを切り分けた場合、最初と最後のページでどちらから表示するかを選択できます。
「 」コメントを各ページのトップに表示する
これはそのままですが、古いコメントと新しいコメントでどちらから表示するか設定できます。
自分宛のメール通知
ここでの設定は2つです。
コメントが投稿されたとき
これはコメントが送信されたときにメールで通知するための設定です。
コメントをすぐに確認したいという場合はチェックを入れてください。
コメントがモデレーションのために保留されたとき
これは承認待ちのコメントが送信されたときにメールで通知するための設定です。
同じく、すぐに確認したいという場合はチェックを入れてください。
コメント表示条件
ここでの設定も2つです。
コメント表示条件 コメントの手動承認を必須にする
これはすべてのコメントを承認してから公開するための設定です。
- どのようなコメントが投稿されるのかわからないので、コメントフォームを設置する場合は、ここにチェックをいれておくことをおすすめします。
すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする
これは一度承認したコメント投稿者は、後述する承認待ちにする条件を除いて自動的に公開されるようにする設定です。
チェックを外しておけば一度承認したコメント投稿者でもかならず承認待ちになるので、念のためチェックを外しておくことをおすすめします。
コメントモデレーション
これはコメント内にフォームに入力した数以上のリンクを含んでいる場合に承認待ちにする設定です。
スパムコメントなどはリンクが複数含まれていることが多いためここで設定することができます。
また大きなフォームには任意のURLやメールアドレスなど入力することができ、それが含まれている場合も承認待ちになります。
- 前述した「コメントの手動認証を必須にする」にチェックをいれている場合はこの設定をする必要はありません。
コメントブラックリスト
フォームに入力した内容がコメントに含まれていた場合は、即ごみ箱行きになります。
アバター
アバターはコメントの横に表示される画像のことです。
アバターの表示
ここにチェックを入れればアバターが表示されます。
評価による制限
アバターの画像に関する制限事項です。
4段階から設定でき、チェックした内容までの画像を許可することになります。
特別な理由がなければ「G-あらゆる人に適切」にしておくことをおすすめします。
デフォルトのアバター
7つの中から選ぶことができます。
Gravatarロゴは、自分のアバターを様々なブログサービスで利用できるサービス「Gravatar」でアバターを持っている利用者がコメントを利用した際に表示されます。
まとめ
この記事ではWordPressの設定の中で「ディスカッション設定」という記事のリンクやコメントに関する設定について解説しました。
今回のポイントをまとめておきます。
- 記事にコメントを設置する場合は「新しい投稿へのコメントを許可する」にチェックを入れる
- コメントはすべて手動承認を必須にする
- アバターに利用できる画像は「G-あらゆる人に適切」にする
次回は記事のコメントに関する「メディア設定」について解説します!
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