SEO記事を書く際に、大きなポイントとなるのが、ページタイトルの文章です。
ただ、「SEO記事のタイトル文章って、どうやって書けば良いの?」「SEO記事のタイトルの書き方・文字数を教えてほしい」そういった方も多いのではないでしょうか?
この記事では、SEOに適したタイトル文章の書き方を解説します。また、適切な文字数についても説明します。
この記事を参考にして、SEOに効果的なタイトル文章を作り、アクセス数増加を狙いましょう。
SEOに適したタイトルの文章とは
SEOに適したタイトル文章とは、アクセスを集められることを指すといえます。具体的にいえば、以下の3つが挙げられるでしょう。
- KWが適切に含まれている
- クリックしたくなる
- 内容との整合性がとれている
KWを含むことによってSEOに最適化し、上位表示を狙います。ただし、上位表示できたとしても、クリックされなければ意味がありません。
また、たとえページに訪れたとしても、タイトルと記事の内容に相違があれば、ページから離脱されてしまう可能性が高いです。
したがって、上記に挙げた3つポイントを押さえた文章を、ページタイトルとして設定する必要があるといえます。
SEOに適したタイトル文章7つの書き方
SEOに適したタイトル文章を理屈では分かっていても、実際に書くのは難しいものです。
ここでは、大手メディアなどでSEOディレクターを担当している私が、SEOに適したタイトル文章を書くための7つのコツを具体的に解説します。
具体例を出しながら説明していますので、ぜひ参考にして取り入れてみてください。
メインキーワードを含める
SEO記事のタイトル文章には、必ずメインキーワードを含むようにしましょう。
ユーザーは、キーワードを使って検索をするので、タイトル文章にキーワードを含めるのは基本といえます。
例えば、「Webライティング リサーチ」というキーワードを狙うのであれば、以下のような文章をタイトルとして設定します。
Webライティングは「リサーチ」で決まる。調べ方と情報収集の手順を解説!
実際、上記タイトルの記事は「Webライティング リサーチ」で1位を獲得しています。メインキーワードを含めるのは基本中の基本です。
サブキーワードもなるべく含める
メインキーワードだけでなく、サブキーワードも含めるとさらに良いです。サブキーワードとは、メインキーワードと一緒に検索される可能性の高いキーワードを指します。
つまり、ユーザーはサブキーワードの内容も知りたいと思っている可能性が高いです。以下の「調べ方」「情報収集」のように、サブキーワードを含めましょう。
Webライティングは「リサーチ」で決まる。調べ方と情報収集の手順を解説!
また、サブキーワードを含むことで、サブキーワードでの上位表示も狙えるでしょう。実際、上記の記事は「Webライティング 情報収集」でも、3位を獲得しています。
キーワードは左詰めで含める
重要なキーワードほど、タイトル文章の左側に含めるようにしましょう。
なぜなら、タイトル文章の文頭にきているキーワードほど、検索エンジンが重要と判断している可能性が高いからです。
以下の記事タイトルにも、文章の左側にメインキーワードを含まれています。
Webライティングは「リサーチ」で決まる。調べ方と情報収集の手順を解説!
タイトル文章のはじめの方に別のキーワードが入ると、狙っているキーワードに最適化されない恐れがあります。
メインキーワードは左詰めで、複合キーワードの場合は近付けるようにしましょう。
30文字以内を目安に収める
SEO記事のタイトル文章は、なるべく30文字以内に収めるようにしてください。なぜなら、30文字を超えると、検索結果画面で見切れてしまう恐れがあるからです。
例えば、私が使用しているMacBook ProのChromeブラウザと、iPhone12 ProのChromeブラウザでは、以下の文字数が上限となっています。
- MacBook Pro Chromeブラウザ:全角28文字
- iPhone12 Pro Chromeブラウザ:全角29文字
使用している端末やブラウザによって異なりますが、多くても35文字程度が理想です。また、重要な語句はタイトル文章の前半に含むと良いでしょう。
ユーザーニーズを反映する
検索上位を獲得した上でアクセスを集めるには、ユーザーニーズを反映することが重要です。
ユーザーが求めている内容をタイトルに含むことで、クリックされる可能性が上がります。
例えば、下記記事のCTR(クリック率)は、「all in one seo pack サイトマップ」のキーワードで2位ですが、37.9%と平均よりも高くなっています。
All in One SEO PackのXMLサイトマップの設定の仕方を徹底解説【WordPressプラグイン】
ちなみに、Google検索結果における各検索順位の平均的なCTRは、以下に挙げるとおりです。
1位:21.12%
2位:10.65%
3位:7.57%
4位:4.66%
5位:3.42%
6位:2.56%
7位:2.69%
8位:1.74%
9位:1.74%
10位:1.64%
出典:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study|Internet Marketing Ninja
Googleサーチコンソールなどのデータを確認して、上記のCTRよりも低い場合は、タイトルの文章を見直す必要があるかもしれません。ユーザーニーズを反映して、クリックしたくなるタイトルに調整しましょう。
具体性を持たせる
ユーザーにクリックされやすくする工夫として、「具体性を持たせる」というテクニックがあります。
文章に具体性を持たせることで、ユーザーがより興味を持ちやすくなるのです。
例えば、下記の記事では記事内容を説明するだけでなく、具体的にいくつの方法を紹介しているのか数字を挙げています。
Webライティング未経験者がやるべき5つのこと【副業・在宅可】
このようにタイトル文章を具体的にすることで、記事の中身が伝わりやすくなります。簡単にできる工夫として、まずは「数字を入れる」ことを意識してみてください。
他記事との重複を避ける
他記事のタイトルとの重複を避けましょう。なぜなら、Googleは同じ内容のページを複数検索上位に表示しないからです。
実際、Googleは公式に以下のように発表しています。
重複コンテンツの作成を避ける
出典:重複コンテンツの作成を避ける | Google 検索セントラル
一般に、重複するコンテンツとは、ドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する、他のコンテンツと完全に同じであるか非常によく似たコンテンツのブロックを指します。
重複した記事が複数表示されることで、ユーザーが何度も同じコンテンツを見ることになります。そういった利便性の低下を避ける目的から、同じような記事は上位表示されないのです。
競合上位ページと同じようなタイトルになっていないか、また、自身の既存記事とタイトル文章が重複していないかを、必ずチェックしておきましょう。
メタディスクリプションも忘れずに
ページタイトルの文章と合わせて考えたいのが、メタディスクリプションです。メタディスクリプションとは、検索結果ページでタイトルの下に表示される説明のことを指します。
メタディスクリプションは、タイトルとともに表示されるため、ユーザーのクリック率に影響します。したがって、ユーザーの興味を引くような文章を設定する必要があるのです。
最近ではGoogleが自動的にメタディスクリプションを抽出するケースも多いですが、設定するに越したことはありません。メタディスクリプションの書き方については、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
適切なタイトル文章でSEOに最適化しよう
タイトルの文章は、SEO記事のなかでも最も重要な箇所といえます。
キーワードを含むなどして検索順位上昇を狙うのはもちろん、ユーザーニーズを捉えてクリックされる文章にしなければなりません。
また、タイトルに引かれたユーザーがページを訪れたとしても、すぐに離脱してしまっては意味がないです。
記事内容との整合性が取れているかも意識して、タイトルの文章を考えましょう。
SEO記事でタイトルに次いで重要なのが、見出しになります。見出しの書き方について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。