SEOに適したメタディスクリプションの書き方とは?文字数などを解説!

SEO対策で度々話題に挙がるメタディスクリプション(meta description)。

今野直倫

ただ、「そもそもメタディスクリプションって何?」「メタディスクリプションってどうやって書くのが効果的なの?」そういった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそういった方へ向けて、メタディスクリプションについてSEO対策に適した書き方を詳しく解説していきます。

この記事を読めば、メタディスクリプションに最適な文字数や、SEOキーワードの含め方などが具体的に理解できます。

メタディスクリプション(meta description)とは?

メタディスクリプション
メタディスクリプション

メタディスクリプション(meta description)とは、検索結果画面においてページタイトルの下に現れる「説明書き」を指します。

メタディスクリプションはWEBサイトの運営者側で設定することができ、意図した説明を検索結果に表示することが可能です。

上の画像は当ホームページのメタディスクリプションですが、検索結果画面のページタイトル下に表示されていることが分かります。

今回は、このメタディスクリプションとSEO対策の関係について、詳しく見ていきましょう。

SEOでメタディスクリプションを重要視すべき理由

SEOで重要視されるメタディスクリプション

SEO対策は、メタディスクリプションの対策無しに語ることはできません。

ここでは、SEO対策を行う上でメタディスクリプションが重要だといわれる理由について、今一度確認しておきます。

具体的な施策を行う前に、メタディスクリプションの仕組みや価値についてあらかじめ理解しておきましょう。

上位表示の直接的な要因にはなっていない

まず確認しておかなければいけないのは、メタディスクリプションはページが上位表示される直接的な要因にはなっていないとされています。

Googleが公式にメタディスクリプションを評価対象にしていないと明言しているわけではありませんが、ほとんど効果がないというのが定説です。

実際、Google本社のマット氏も動画内で以下のように発言しています。

In general, it’s probably, maybe not worth your time to come up with a unique meta description page on your site.
Like when I blog, I don’t bother to do that.

(一般的にいえば、おそらくあなたのWEBサイトで固有のメタディスクリプションをページに付けることは、時間の無駄である。私がブログを書くときに、あえてそうしないように。)

Is it necessary for every page to have a meta description?

他にもGoogleの社員と思しき人物が、メタディスクリプションは検索順位に直接影響していないという発言をしている記録が残っています。

こういった経緯から、WEBマーケターの間ではメタディスクリプションは検索順位に直接影響していないというのが常識となっているのです。

ページのクリック率に大きく影響する

一方、メタディスクリプションがWEBページのクリック率に大きく影響しているというのは間違いのない事実です。

なぜなら、検索結果画面に表示されるのはページの「タイトル」と「メタディスクリプション」しかないからです。

ユーザーはキーワードを検索窓に入れて検索し、検索結果画面に並んだ「タイトル」と「メタディスクリプション」を見てページを訪問します。

メタディスクリプションを適切に記載すれば、より多くのユーザーにあなたのWEBサイトを閲覧してもらうことができるでしょう。

【SEO】メタディスクリプション最適化6つのポイント

【SEO】メタディスクリプション最適化6つのポイント

では、具体的にどうのようにメタディスクリプションを記述すれば、ユーザーがあなたのページを訪れてくれるのでしょうか?

ここでは、メタディスクリプションをに関するSEO対策のポイントを、全部で6つ紹介していきます。

以下のポイントを押さえて、効果的なメタディスクリプションを作成しましょう。

120文字前後で端的にまとめる

ポイント①120文字前後で端的にまとめる

メタディスクリプションは、基本的に120文字前後で端的にまとめるようにします。

なぜなら、PCのブラウザで表示できるメタディスクリプションの文字数が、だいたい120文字程度だからです。

120文字以上のメタディスクリプションを記述しても、それ以降は上の画像のように「…」と省略されてしまいます。

メタディスクリプションが大事なところで見切れてしまわないように、120文字以内に収めるようにしましょう。

前半にSEOキーワードを含める

ポイント②前半にSEOキーワードを含める

狙っているSEOキーワードは、なるべくメタディスクリプションの前半に含めるようにします。

これには、以下の2つの理由があります。

  • 検索キーワードとWEBページの関連性をアピールするため
  • モバイル表示に対応するため

まず、メタディスクリプションの前半にSEOキーワードが入っていると、検索をしたユーザーの目に留まりやすくなります。

ユーザーが「このページは自分の知りたいことと関係がある!」と思えば、クリックされる可能性は高いです。

また、スマホのブラウザではメタディスクリプションの文字数が少なくなり、約70文字までしか表示することができません。

したがってメタディスクリプションの前半にSEOキーワードを含めないと、ユーザーにページの内容を伝えることができないのです。

SEOキーワードを詰め込み過ぎない

ポイント③SEOキーワードを詰め込み過ぎない

メタディスクリプションにはSEOキーワードを含めるべきですが、一方で詰め込み過ぎも良くありません。

なぜなら、キーワードを詰め込み過ぎてしまうと、Googleの検索エンジンにスパムだと判定されてしまう恐れがあるからです。

Google公式の「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」にも、以下のような記述が見られます。

避けるべき方法:
・ページの内容と関連のない description メタタグを記述する。
・「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
・キーワードだけを羅列する。
・サイトのドキュメントの内容をそのまま description メタタグにコピー&ペーストする。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

検索エンジン以前にユーザーにとっても分かりにくい文章となるので、キーワードを詰め込み過ぎてはいけません。

タイトルタグと同じ内容にしない

④タイトルタグと同じ内容にしない

ページのタイトルタグと同様の内容をメタディスクリプションに記述することを避けます。

なぜなら、検索結果画面においてユーザーに伝えられる情報量は、非常に限られているからです。

具体的には、タイトルの30文字程度、メタディスクリプションの120文字程度がページの内容を伝えられる最大値です。

検索結果画面には多くのページが並ぶので、その中でページの内容をユーザーに上手くアピールしなければなりません。

ページタイトルと全く同じ内容をメタディスクリプションに記述してしまうと、伝えられる情報量が少なくなってしまうので避けましょう。

各ページで固有の説明を記載する

ポイント⑤各ページで固有の説明を記載する

各ページに固有のメタディスクリプションを記載します。

これはGoogleが公式に言及している点ですが、同一ドメイン内の複数のページが検索される場合において特に有効です。

Google公式の「 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド 」には、以下のような記載があります。

避けるべき方法:
・サイトのすべてのページや多数のページにわたって 1 つの description メタタグを使用する。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

「サイト内のページが膨大に存在し手動で設定できない場合は、むしろ設定しない方が良い」とさえいわれています。

ユーザーの興味を引く内容にする

ポイント⑥ユーザーの興味を引く内容にする

メタディスクリプションの記述は、ユーザーの興味を引く内容にする必要があります。

なぜなら、メタディスクリプションを記述する目的は、WEBページをクリックして閲覧してもらうことだからです。

具体的には、「ページを読むことで知り得る情報」+「クリックというアクションを起こさせる言葉」という構成が良いでしょう。

ユーザーがページをクリックしたくなるように、なるべく具体的な内容を記載することが望ましいです。

メタディスクリプションを記述する方法

メタディスクリプションを記述する方法

ここまでは、メタディスクリプションを記述する際に、気を付けるべきポイントを解説してきました。

では、上記のポイントを守った上で、実際にどうやってメタディスクリプションを記述すれば良いのでしょうか?

メタディスクリプションを記述する方法について、具体的に説明します。

HTMLに記述する

メタディスクリプションの記述方法①HTMLに記述する

より一般的で汎用的な方法が、HTMLに直接メタディスクリプションを記述するという方法です。

HTMLのhead要素内に、以下のように記述します。

<head>
<meta name=”description” content=”メタディスクリプションを記述”>
</head>

「メタディスクリプションを記述」の部分に文字列を打ち込めば、メタディスクリプションの記述は完了です。

WordPressプラグインを利用する

WordPressプラグインを利用する

WordPressの場合は、All in one SEO Packというプラグインを利用して直感的に設定することが可能です。

All in one SEO Packをインストールしてしまえば、その後は記事作成ページでメタディスクリプションを記述できるようになります。

赤枠で囲ったメタディスクリプションの欄に、任意の文字列を記述すればメタディスクリプションの設定は完了です。

All in One SEO Packに関しては、以下の記事でも説明しています。
詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

リサーチでもメタディスクリプションは重要

リサーチ

SEO対策においては、記事を作成する前に競合ページのリサーチをすることが欠かせません。

その際に、競合ページのタイトル・見出しに加えてメタディスクリプションも見ておくと検索エンジンに沿ったページを作成できます。

なぜなら、最近の傾向としてメタディスクリプションが、Googleによって自動で生成されるパターンが増えているからです。

これは、すなわちGoogleの求めている内容がメタディスクリプションとして表示されていると考えることができます。

したがって、記事を作成する前には競合ページのメタディスクリプションを目視しておき、ページ内容に含めないか精査してみてください。

具体的な記事作成前の準備方法については以下の記事で説明しているので、そちらも合わせてご覧ください。

まとめ:メタディスクリプションを理解して効果的なSEO対策を

今野直倫

今回は、メタディスクリプションについてSEO対策に適した書き方を詳しく解説しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • メタディスクリプションは主にページのクリック率に寄与する
  • ユーザーの興味を引く工夫を施すことが大切
  • メタディスクリプションはリサーチでも重要な要素

この記事を参考にして、メタディスクリプションに最適な文字数や、SEOキーワードの含め方などをしりWEBサイト運営に活かしてください。

この記事を書いた人

今野 直倫

SEOディレクター / Webライター / コーヒー販売
コンテンツディレクターとしてSEO施策・KW選定・構成作成・校正校閲・進捗管理・ライター採用まで担当。コーヒーメディアで記事執筆も。個人ではコーヒー販売を行う。