コンテンツマーケティングを取り入れる企業も徐々に増えており、それに伴って、Webライターの重要も高まってきています。
しかし、「Webライターを始めたものの、仕事がない……」「Webライターが仕事を取るためにはどうしたらいいんだろう?」そういった悩みを抱えている方も多いでしょう。
この記事では、仕事がないWebライターに足りないものや、仕事を取るために必ずするべきことを現役ディレクターが解説します。
仕事がなかなか思うように取れないという方は、ぜひ参考にして、仕事の絶えないWebライターを目指してくださいね。
仕事がないWebライターに足りない3つのもの
仕事がないWebライターに足りないものは、主に以下の3つです。
- 経験・実績
- コミュニケーション力
- 素直さ・誠実さ
ディレクターとして採用や管理を行う立場にありますが、上記を備えていないWebライターは、採用したとしても継続は難しいです。
あなたに足りていないものはないか、一度チェックしてみましょう。
経験・実績
Webライターとして仕事を取るなら、経験や実績があったほうが有利です。経験者であることが応募の条件となっている案件もあります。
Webライターの仕事を取るうえで必要な経験・実績とは、たとえば以下です。
- Webライティング案件の受注実績
- ブログ運営や執筆の経験
- ブログや寄稿記事での上位表示実績
必ずしも検索結果で1位を獲得している必要はありません。記事を書いた経験があるか、記事の書き方を理解しているかが重要なポイントです。
コミュニケーション力
クライアントは、Webライターにコミュニケーション力を求めています。これは、Webライター本人が意外と見落としがちな点です。
Webライターに求められるコミュニケーション力とは、具体的には以下が挙げられます。
- 報告・連絡・相談が丁寧にできる
- 聞かれたことに的確に答えられる
- チャットやメールのレスポンスが早い
見てわかるとおりですが、特別な能力が必要というわけではありません。社会人として正しいコミュニケーションが取れれば十分です。
素直さ・誠実さ
多くのWebライターが意外と持っていないのが、素直さと誠実さです。プライドが高く頑固な人は、Webライターには向かないでしょう。
実際に案件を回していて残念だと感じるのは、下記のような行動・態度です。
- フィードバックを素直に受け取らない
- 連絡せずに無断で納期に遅れる
- 突然音信不通になる・辞退を申し入れる
上記は、Webライターとしての能力以前の問題です。人間として素直であるか、誠実であるかをクライアントは見ています。
仕事がないWebライターが必ずやるべきこと
仕事がないというWebライターの方は、まずは以下の3つを必ずやりましょう。
- ポートフォリオを作る
- 提案文を丁寧に書く
- 素直にFBを取り入れる
仕事がないと悩んでいるWebライターで、基礎的なことができていない人は多いです。面倒くさがらずに、まずは基礎基本を徹底しましょう。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、過去の実績や制作物をまとめたもののことです。過去にどういった記事を書いたのか、成果はどれくらい出たのかなどを示すために必要となります。
既にWebライティングの経験があるのであれば、過去の記事を一覧でまとめましょう。
一方で、Webライティングの経験がない方もいるでしょう。そういった方は、ポートフォリオに載せられる実績を作るところから始めます。
- 自分でブログを立ち上げる
- 単価の低い案件に応募する
- スクール等に通う
上記のような手段で、まずは何でもよいので実績を作ることが大切です。最初は利益度外しで、ポートフォリオを充実させることを意識しましょう。
提案文を丁寧に書く
クラウドソーシングサイトで応募する場合でも、企業に直接営業をかける場合でも、提案文が必要です。この提案文の丁寧さが、採用に大きく関わります。
クライアントが採用可否を判断するのに必要な材料が揃っているか、文章表現は適切か、誤字脱字がないかなどは必ずチェックしましょう。
また、多くのクライアントは、下記のように回答する項目を指定しています。
▼応募方法
応募時には、以下を必ずご連絡ください。
①自己紹介・実績紹介(200文字以上)
②コーヒーに関する経験(200文字以上)
③執筆に関する経験(200文字以上)
④連絡可能な時間帯
⑤作業可能な期間
⑥直近5日以内でZoom面談可能な日時
※フォーマットに沿っていない場合、不採用とさせていただきます。
このようにフォーマットが指定されている場合、その通りに記載しないと、その時点で不採用となります。面倒くさがらずに、丁寧な記載を心がけましょう。
素直にFBを取り入れる
採用されて実際に業務を行う際、素直にFB(フィードバック)を取り入れるようにしましょう。なぜなら、クライアントは、改善する意思のある人と仕事をしたいからです。
クライアントの所有物になる記事である以上、クライアントの要望を反映させるのは当然です。指摘を受けた場合は、意地にならずに素直に改善に努めてください。
また、指摘をされる前に、未然にミスを防ぐことも重要です。クライアントに提出する前に、必ず推敲を行って、記事を見返すようにしましょう。
仕事が絶えないWebライターになるための極意
私は現在、Webライター・ディレクターとして仕事をしています。なかには2年以上、継続でお仕事をご一緒させていただいているクライアントさんもいるように、仕事には困らない状態です。
そんな私が、Webライターとして気をつけていることをご紹介します。どれも特別なスキルは必要ないので、今すぐ実践してみてください。
丁寧にリサーチをする
記事を執筆する際は、丁寧にリサーチをしましょう。「丁寧に」とは、具体的には以下のようなポイントに気をつけることです。
- 記事テーマへの理解を深める
- 正しい情報源を参考にする
- 知らないことは曖昧なままにしない
浅い理解で記事を書いてしまうと、ふわっとした内容になってしまいます。また、誤った情報にも気づきにくいので、結果的に質の低い記事となってしまうでしょう。
丁寧に調べることは、意識をすれば誰にでもできます。多くの人ができていないので、意識するだけで重宝がられるでしょう。
念入りに推敲をする
推敲とは、記事を書いたあとに誤りがないか見直すことです。文章表現や表記はもちろん、事実と異なっていないかなどもチェックします。
質の高い推敲をするために気をつけているのは、以下の3点です。
- 声に出して読む
- 数字・事実は出典を確認する
- 三度チェックする
このちょっとした手間を惜しむかどうかが、クライアントの信頼に大きく関わります。誰にでもできることなので、やっておいて損はないでしょう。
クライアントの工数を減らす
クライアントの工数を減らす動きができると、さらに重宝がられます。工数を減らしてくれるWebライターには、継続で発注したいと思うでしょう。
クライアントの工数を減らすためにできることは、例えば以下です。
- 推敲を丁寧に行う
- 入稿作業まで巻き取る
- 突然の依頼に快く対応する
こういったことを進んで行うと、クライアントは新しい仕事を任せたいと思ってくれます。また、プラスαで行った作業に対し、単価アップをしてくれるケースもあります。
Webライターの募集・求人は意外に転がっている
Webライターの仕事は、実は至るところに転がっています。もし、やるべきことをやっているうえで仕事がないのであれば、上手く仕事を探せていないのかもしれません。
Webライターの仕事を探す手段としては、以下が挙げられます。
- クラウドソーシングサイト
- SNS(主にTwitter)
Webライターとして活動していくのであれば、ランサーズとクラウドワークスは利用したいところです。
また、Twitterで「#ライター募集」等で検索をすると、多くのクライアントが募集をかけています。実際、私もTwitterで募集を行っており、何人か採用もしています。
Webライターがつらい人はキャリアアップを目指そう
仕事がないというWebライターは、基礎的な部分が抜けているケースも多いです。まずは、やるべきことをしっかりやれているのかを確認しておきましょう。
【仕事がないWebライターがやるべきこと】
- ポートフォリオを作る
- 提案文を丁寧に書く
- 素直にFBを取り入れる
また、Webライターを初めてはみたけど、自分には合わなくてつらいといういう方もいるかもしれません。そういった方は、ディレクターというキャリアを目指して頑張ってみてもよいでしょう。
Webライターとしての経験を積めば、ディレクターへのキャリアアップもスムーズです。ディレクターの仕事内容については、以下の記事をご参考ください。