ブログやWebライティングを始めたての人が必ずぶつかるのが、記事がなかなか書けないということです。
「ブログ記事が書けないのは、なんでだろう?」「どうやったら記事を書けるようになるの?」そう悩んでいる人も多いでしょう。
この記事では、ブログ記事が書けない初心者Webライターやブロガー向けに、書き切るためにやるべきことを3つ紹介します。
原因を理解して対策をし、タスクに落とし込むことで必ず記事が書けるようになります。ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
ブログ記事が書けない原因とは?【3選】
ブログ記事が書けない原因としてよく挙げられるのが、以下の3つです。
- 記事にするネタがない
- 書くことが思いつかない
- そもそも書きたくない
私は仕事柄、Webライターやブロガーの人と話す機会が多いです。記事が書けなくて悩んでいる場合、だいたいこの3つの原因に集約されます。
まずは、あなたがブログ記事を書けない原因が、どれに当てはまるのかを確認しておきましょう。
記事にするネタがない
ネタがないために、ブログ記事が書けないと悩んでいる人は多いです。
ブログ記事を書きたいという意思はあるものの、「何を書いていいのかわからない」というパターンですね。
PCの前に座ってネタを考えるだけで日が暮れてしまい、1文字も書かずに終わってしまうこともあるでしょう。
ネタは頭で考えても浮かんできません。手を動かしてアイデア出しをし、記事になるネタを見つけましょう。
書くことが思いつかない
ブログ記事を書き始めたはいいものの、途中で書くことが思いつかなくなって、キーボードを打つ手が止まってしまうこともよくあるでしょう。
そういったケースでは、文才がないと思い込んでしまう人が多いですが、原因は文章スキルではありません。
ほとんどの場合は、頭のなかに情報がないために筆が進まないのです。あるいは、どのように文章を組み立てたらよいのかわからないということも原因として考えられます。
テーマについてしっかりリサーチし、文章を組み立てる「型」を覚えておくと、筆が進まないという状況を回避できます。
そもそも書きたくない
ブログ記事が書けないと悩んでいる人のなかには、そもそも書きたくないと思っているケースが往々にしてあります。
一念発起してブログを立ち上げたものの、文章を書くのが苦痛になってしまったという人も多いです。ブログはあくまで手段なので、ブログにこだわる必要はありません。
ただ、Webライターとして仕事で書いている場合には、執筆を投げ出すわけにはいきません。
気持ちに左右されると、書けなくなってしまいます。執筆をタスクに分解して、機械的か作業に落とし込むことがストレスなく記事を書く秘訣です。
ブログ記事が書けない人がやるべき3つのこと
ブログ記事が書けないと悩んでいる人は、以下の3つのことを取り入れてみてください。
- キーワードを洗い出す
- 書く前に必ずリサーチする
- 文章の型「PREP法」を覚える
これは、私が実際に Webライティングの案件を受けたり、個人ブログを書いたりするときに取り入れている方法です。
3つのうち1つは必ず役に立つと思うので、ぜひ参考にして、自分に合ったものを取り入れて見てくださいね。
キーワードを洗い出す
記事を書き始める前に、必ずキーワードを洗い出しましょう。キーワードを洗い出すことには、2つの意味合いがあります。
- 記事テーマのアイデア出し
- 盛り込むべき内容の調査
たとえば、あなたがコーヒーに関するメディアで記事を書く場合、「コーヒー」に関連するキーワードを洗い出します。
キーワードを洗い出す際には、ラッコキーワードという無料ツールを使うと便利です。
検索窓に「コーヒー」と打ち込むと、コーヒーに関連するキーワードが抽出されます。これらのなかからキーワードを選び、記事のテーマにするとよいでしょう。
また、選んだキーワードをさらに調査することで、記事に盛り込むべき内容がわかります。たとえば、「コーヒー淹れ方」で調べると、下記の関連キーワードが抽出されます。
これらは、「コーヒー 淹れ方」検索する人が同時に検索する可能性が高いキーワードです。記事に盛り込むことで、ユーザーの満足度を上げることができます。
書く前に必ずリサーチする
記事を書き始める前に、必ず記事テーマについてリサーチをしましょう。リサーチしないで書き始めると、書くことが思い浮かばず「書けない」という状態に陥ってしまいます。
たとえば、コーヒーの淹れ方についての記事を書く場合、「コーヒーの淹れ方は、」と書き始めても、豆の挽き方やお湯の注ぎ方などがわからなければ、そこで筆が止まってしまうでしょう。
文章が思いつかないのは、ほとんどの場合、文章スキルがないからではなく、書くべき内容が頭に入っていないからです。内容のリサーチには、下記の方法がおすすめです。
- 競合上位10ページを読む
- 記事テーマに関する書籍を1冊読む
競合上位ページを読むと、記事で書く内容を大雑把に把握できます。テーマに関する書籍を読めれば、体系的な理解が深まるので、初めてのジャンルに取り組む場合などにおすすめです。
文章の型「PREP法」を覚える
文章の型を覚えておくと、「何を書けばよいのだろう?」と悩むことがなくなります。
なぜなら、型に沿って情報を当てはめていけばよいからです。書くべき情報が決まっていれば、リサーチして情報を仕入れれば文章を作れます。
Webライターやブロガーが必ず覚えておきたいのが、「PREP法」という文章の型です。PREPとは、以下の英語の頭文字を取ったものです。
【PREP法】
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
上記の順番どおりに、文章を組み立てていきます。たとえば、「ブログ記事を書くのに文才は要らない」と主張したい場合、以下のような文章になります。
【PREP法の事例】
ブログ記事を書くのに文才は要りません。なぜなら、型を覚えてしまえば、誰でも文章を作れるからです。たとえば、PREP法であれば「主張」「理由」「具体例」「主張」の順に情報を並べることで、簡単に読み手に伝わる文章が書けます。文才はなくとも、コツを掴めばブログ記事は書けるのです。
PREP法の利点は、文章を悩まずに書けるようにするだけではありません。伝えたい内容を相手に納得してもらうという点でも、有効な型です。
「PREP法で書いてください」という指定されている案件があるほど、PREP法はメジャーな型です。Webライターなら覚えておいて損はないでしょう。
ブログ記事を書けない人はタスク化しよう
ブログ記事が書けない人には、記事執筆の工程をいくつかに分けてタスク化するのがおすすめです。タスク化することで、やることが明確になり、無駄なことで悩む時間がなくなります。
私がブログ記事を書く際には、以下の3ステップにタスク分けしています。
- タスク1:構成案を作成する
- タスク2:内容を箇条書きする
- タスク3:文章を整える
ここでは、それぞれの工程でやることを具体的に説明します。ぜひ参考にして、記事執筆の際に取り入れてみてください。
タスク1:構成案を作成する
記事を書き始める前に、構成案を作成します。構成案とは、記事の骨子のことで、タイトルと見出しを中心に記事の大まかな内容を決めます。
構成案の作成ステップは、以下のとおりです。
- メインキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す
- 競合上位の内容を参考にする
たとえば、「コーヒー 淹れ方」をメインキーワードとするのであれば、下記のキーワードが関連キーワードとなるでしょう。
コーヒー 淹れ方 種類
コーヒー 淹れ方 ドリップ
コーヒー 淹れ方 コツ
これらは、自然な流れで含められるのであれば、記事に含めておきたいキーワードです。これらを把握したうえで、競合上位の内容を参考にします。
たとえば、「コーヒー 淹れ方」の上位ページのほとんどは、下記の内容を含んでいます。
コーヒーの淹れ方(ドリップ)
コーヒーを淹れるのに必要な道具
コーヒーやお湯の分量 など
これらは、ユーザーが求めている内容です。したがって、あなたが書く記事にも盛り込むようにしたほうがよいでしょう。
そのうえで、関連キーワードを確認し、盛り込めそうな内容であればプラスします。これが、構成案作成の大まかな流れです。
タスク2:内容を箇条書きする
執筆に入る前に、記事内容を箇条書きにしておくと、書くときに何を書けばよいのか悩まずに済みます。
たとえば、本記事であれば、書き始める前に以下のように箇条書きをしていました。
h3: キーワードを洗い出す
記事を書く前に、キーワードを洗い出す
キーワードを洗い出す意味合い
・記事テーマのアイデア出し
・盛り込むべき内容の調査
コーヒーに関するメディア→「コーヒー」に関連するキーワードを洗い出す
ラッコキーワードという無料ツールを使うと便利
選んだキーワードをさらに調査することで、記事に盛り込むべき内容がわかる
箇条書きを作る際に、知らない情報があればリサーチをして埋めていきます。この作業をすることで、書くときに筆が止まることがなくなるでしょう。
また、書き始める前に箇条書きにしておくことで、話の軸が大きくブレることもなくなります。記事を書くのが苦手な人にこそ、おすすめの方法です。
タスク3:文章を整える
最後に、箇条書きにした内容を文章として整えます。一度やってみるとわかりますが、一から文章を書くのに比べて、かなり負担が減ります。
また、文章にする際に、この記事で紹介したPREP法を取り入れると、さらに楽になるでしょう。
ブログ記事を書くのに才能やスキルは要らない!
ブログ記事を書くのに、文才や高い文章スキルは必要ありません。必要なのは、なぜ書けないのかを知ることと、その対策をすることです。
最後に、ブログ記事が書けない原因と、その対処方法をリストでまとめます。
書けない原因 | 対処方法 |
記事にするネタがない | キーワードを洗い出す |
書くことが思いつかない | 書く前に必ずリサーチする |
そもそも書きたくない | 文章の型「PREP法」を覚える |
どれも私が初心者Webライターの頃に抱えていた原因と、書けるようになるまでに取り入れた対処法です。
今では、記事が書けずに途中で投げ出すということはなくなりました。また、1日に3〜4本であれば書き切ることができるほどになっています。
ぜひ、この記事で紹介した方法を取り入れて、記事執筆に活かしていただけますと幸いです。