Webライティング初心者が、まずつまずくのが初めての案件獲得ではないでしょうか?
「自分には経験がないから、案件が獲得できないんだ」「もっと勉強して、知識を付けないといけないんだろうな」そう思っている人も多いかもしれません。
今回は、Webライティング初心者の方向けに、案件獲得の方法・手順を解説します。
現役ディレクター・採用担当の立場から、また、Webライターとして案件を獲得してきた経験からお話しします。ぜひ参考にしてみてください。
Webライティングの案件獲得は難しくない【副業でも可】
Webライティングの案件獲得は、初心者の方が想像しているほど難しくはありません。
Webライティングスキルは経験すれば身に付くものだからです。現在スキルが高いかどうかは、採用を決める要素の1つでしかありません。
実際、私はメディアの採用担当をしていますが、Webライティング初心者の方も採用しています。
専業か副業かもほとんど関係ありません。ポイントを押さえれば、初心者Webライターでも、副業Webライターでも案件を獲得することは可能です。
Webライティング初心者が案件を獲得する手順
Webライティング初心者が案件を獲得するサイトには、クラウドソーシングサイトを利用するのが一般的です。
ただし、ただ案件を探して応募するだけでは、案件を獲得するのは難しいでしょう。私は、以下の3ステップで初案件を獲得しました。
実績・経験を作る
Webライティング初心者は、まずは実績・経験を作りましょう。発注者は、実績・経験のあるライターに案件をお願いしたいと思っているからです。
「案件を獲得できないから、実績・経験なんて作れない」と思うかもしれません。ただ、案件が取れなくても、実績は自分で作ることができます。
具体的には、ブログを立ち上げて記事を何本か書きます。お金をかけたくなければ、無料ブログでも構いません。
記事を1本完成させたことがある、というだけで発注者の評価は大きく変わります。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、発注者と受注者をマッチングするサービスのことです。Webライティング初心者は、このサービスを利用すると良いでしょう。
クラウドソーシングサービスへの登録自体は無料です。また、以下のような条件を指定することで、自分に合った案件を効率良く探すことができます。
- 文字単価
- ジャンル
- 単発・継続
- 業務内容 など
また、発注者との間に仲介サービスが入るため、支払いや契約関係についても心配することなく利用できます。
10~20件は提案する
根性論のように聞こえるかもしれませんが、10〜20件は提案してください。タイミングや相性もあるため、1件2件の提案で案件を獲得するのは難しいです。
実際、私も初案件を獲得したときは、20〜30件は応募しました。「全て通ってしまったらどうしよう?」と心配する必要はありません。
案件獲得の確率を高めるには、提案文の書き方が重要です。詳しくは以下の記事や、この記事の後半部分を参考にしてください。
Webライティング初心者が求人を探すならココ!
Webライティング初心者が求人を探す場合、基本的にはクラウドソーシングサイトを利用します。いくつかサービスがありますが、クラウドワークスとランサーズが無難でしょう。
私は、発注側としても受注側としても、これらのサービスを利用しています。それぞれの特徴は以下のとおりです。
クラウドワークス
クラウドワークスは、初心者向けのライトな案件が多い印象です。実際、初心者の頃はクラウドワークスの方が案件を獲得できました。
MoreWebも、クラウドワークスでライターの採用を行なっています。
ランサーズ
ランサーズは、やや堅めの案件が多い印象です。初心者向けの案件は、クラウドワークスよりも比較的少なめかもしれません。
ただ、私は初めての案件をランサーズで獲得しました。どちらかに絞るのではなく、ランサーズ・クラウドワークスを併用するのが良いでしょう。
SNS(Twitter)
TwitterやInstagram、YouTubeといったSNSから案件を獲得できることも珍しくありません。Webライターとしての活動を発信していると、発注者から声がかかることがあります。
実際、私もInstagram・Twitter経由で案件を獲得したことがあります。また、現在は発注者としてTwitterでライターを募集することもしばしばです。
MoreWebもTwitterアカウントを運営しています。ライターの募集をかけることもあるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
Webライティング案件を獲得できない初心者の特徴
Webライティング案件獲得の確実な正攻法はありませんが、失敗する原因は明確です。実際、ライター採用を行う際、以下の初心者Webライターは真っ先に落とします。
Webライターの素養があるにもかかわらず、些細なことで落ちてしまってはもったいないですよね。以下のポイントを確認してから、案件に提案しましょう。
提案文に不備がある
Webライターとしてどれだけ優れていても、提案文に不備がある時点で落ちてしまいます。
なぜなら、「言われたとおりにできない人」と判断されてしまうからです。採用担当者は、発注側の意図を汲み取って業務を行えるかどうかを見ています。
応募文をしっかり読んで、フォーマット通りに提案することを心がけましょう。
コミュニケーションに難がある
柔軟なコミュニケーションが可能か、返信が早いかどうかも採用基準の1つとなります。
初心者のうちは、発注者からの修正・FBが多いです。その度に、意図を理解できなかったり、反論したりすると、業務がスムーズに進みません。
また、最低限1日以内の返信は心がけたいところです。返信が一定期間ないと、発注側は仕事を継続してお願いできるかと不安になります。
スケジュールに遅れる
案件に提案して審査に通ると、テストライティングが行われることがほとんどです。テストライティングにも、もちろん納期があります。
テストライティングの時点で納期に遅れると、継続は難しいと判断されてしまいます。やむを得ない理由で遅れる場合は、あらかじめ遅れる旨を伝えておくことが大切です。
ライター側が副業であっても、発注者としては重要な業務の一環です。その一端を担っているという認識で取り組みましょう。
Webライティング初心者は案件獲得しつつ勉強する
最後に、「まだスキルが足りないから勉強しなきゃ」「本を買って勉強した方が良いんだろうか?」と思っている初心者Webライターの方へ、お伝えしたいことがあります。
それは、いくら勉強しても完璧な状態には一生ならない、ということです。今ではディレクターを担当している私でも「Webライターとしてまだまだだな」と思うことは多々あります。
Webライティングスキルは、実践を積むことで磨かれていきます。スキルが足りないと感じていても、まず案件獲得に向けて動きましょう。