どんな業種でも稼げる人と、稼げない人がいます。「Webライターは稼げない!」と言う人が一定数出てくるのも自然な流れです。
「本当にWebライターは稼げないの?」「Webライターで稼ぐためにはどうしたら良いの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Webライターは本当に稼げないのか、どうやったら稼げるようになるのかを解説します。
現役Webライター・ディレクターの私が、稼げない人がやるべき3つのことを具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Webライターは稼げないのか?【実体験】
Webライターは稼げないのかに対する正確な答えは、「稼げる人もいるし、稼げない人もいる」です。どの業種でも、稼げない人は一定数出てきます。
Webライターが稼げないといわれる理由の一つは、フリーランスであるということでしょう。フリーランスは、自分で仕事を取り、案件を継続できるように努め、単価交渉をして稼げるようになります。
実際、私自身はWebライティングだけで生活できています。また、ディレクターとして入っているメディアには、専業ライターさんがゴロゴロいるのが事実です。
稼げない原因を明確にして1つずつクリアしていけば、着実に稼げるようになります。
稼げないWebライターはまず実績を作る
副業レベル(月5万〜10万)で稼げないという人は、Webライターとしての実績を作ることが重要です。このレンジのWebライターの問題は、案件数を獲得できていないということ。実績をアピールできれば案件が獲得できないという事態は回避できます。
ブログを立ち上げて記事を書く
実績を作るとはいっても、「そもそも案件を獲得できないが問題なんだよ!」と言う人もいるでしょう。そういった人は、自分でブログを立ち上げて記事を書いてください。
個人ブログを運営しているということは、Webライターとして大きな実績になります。実際、私が初案件を獲得できた理由の1つとして、個人でブログを運営していたことがありました。
クライアントは、しっかりした記事を書ける人なのかどうかを見ています。実際の記事を提示できると、それだけで案件の獲得率が上がるでしょう。
単価の低い案件から獲得する
Webライター初心者のころは、単価の高い案件は簡単に獲得できません。「稼ぎたい」という気持ちは分かりますが、まずは実績を作ることが重要です。
単価の低い案件といっても、文字単価で0.7円は切らないようにしましょう。あまりにも単価の低い案件だと、クライアントの態度が横柄だったり、案件が途中で無くなったりする可能性が高いです。
最初は稼ぐことにフォーカスせず、着実に実績を積み上げてください。そのためには、文字単価0.7〜1.0円あたりの案件を取っていくと良いでしょう。
実績は作っているが、案件がなかなか取れないという方は、こちらの記事も参考にしてください。
稼げないWebライターは信頼を蓄積する
案件はそれなりに獲得できるが、安定して生活できる(月15万〜20万)ほどではないという人もいるでしょう。そういった人は、「1つの案件が長く続かない」「単価がなかなか上がらない」という原因が考えられます。以下のポイントを見直してみましょう。
当たり前のことを当たり前にやる
「マニュアルにも記載がありますが、」「ミーティングでもお伝えしましたが、」「前回もFBさせていただきましたが、」などとクライアントに言われたことはありませんか?
こういった当たり前のことができないと、継続して案件を回してもらいにくくなります。また、単価交渉を行っても希望通りにならないことが多いでしょう。
まずは、当たり前のことを当たり前にやることを心がけてください。自分はできていると思っても意外とできないないケースが多いので、見直しが必要です。
コミュニケーション能力
コミュニケーションが円滑なWebライターは、クライアントに重宝されます。スキルや能力よりも、コミュニケーション能力の高さの方が重要視されることも多いです。具体的には、以下のポイントが挙げられます。
- レスポンスが早い
- 具体的に答える
- FBを素直に受け入れる
当たり前のことと思うかもしれませんが、できていない人は非常に多いです。これができるだけで、周りのWebライターと差をつけることができます。
ディレクターの仕事を巻き取る
ディレクターの負担を減らせるライターは重宝されます。一度、ディレクターの仕事を巻き取ると換えが効かない存在になるので、継続発注の可能性が高まるのです。例えば、以下のような例が挙げられます。
- 誤字脱字をしない
- 出典・参考を明記する
- 記事装飾・投稿を行う
このあたりを徹底すると、ディレクターの仕事が減ります。ディレクターとしては、一度減った負担が戻ってくるのが嫌なので、そのライターさんに継続して発注しようという流れになるでしょう。
稼げないWebライターは方向性を明確にする
生活するのには十分な報酬をもらっているが、期待したほど稼げていないという悩みを抱えている人もいるでしょう。そういった人は、Webライターとしての方向性を明確にすると、より稼ぎやすくなります。自分の得意な部分を改めて考えて見てください。
書くのが速く、正確なライター
書くのが速いという人は、正確さを意識すると良いでしょう。いわゆるジャンル関係なくWebライターとして稼いでいる人には、このタイプが多いです。
どんなジャンルの記事でも、情報収集をしっかり行い、誤字脱字・表記ミスなく、素早く書き上げて納品する。こういったライターさんは、案件の獲得に困ることがありません。
「特に得意なジャンルはないが文章を書くのが好き」という人は、この路線を検討してみると良いでしょう。
専門性の高いライター
あるジャンルの専門性が高いライターは、特定のメディアで案件を継続受注できる可能性が高いです。特に現在のSEOでは、コンテンツの質が重要視される傾向にあるので、ジャンル特化のライターは重宝されます。
実際、私がディレクションを担当している大手国際協力NGOの案件では、1年以上継続で執筆を続けているライターさんもいます。
自分の好きなジャンルや得意なジャンルのある人は、専門性を高めて同じジャンルの案件を獲得するように動いてみてください。
SEOコンテンツディレクター
Webライターがきつい、文章を書き続けるのは難しい、という人はディレクターの道に進む選択肢もあります。SEOコンテンツディレクターの仕事内容は、主に以下のとおりです。
- キーワード選定
- スケジュール策定
- ライターのアサイン
- 進捗管理
- 構成案・記事確認
- クライアントとの連絡
記事を書くことよりも、SEOやマーケティングに興味があるという人は、ディレクターの方が向いている可能性があります。また、コミュニケーションが得意という人も、ディレクターの道を考えてみると良いでしょう。
Webライターで稼げないのには理由がある
「Webライターは稼げない」という声も耳にしますが、稼げないのには稼げないなりの理由があります。稼げないのは、Webライターという職業に問題があるのではなく、個々人のやり方の問題です。
しっかりステップを踏んで、問題点をクリアしていけば、着実に稼ぐことができます。また、報酬という観点だけでなく、自由な働き方が実現しやすいというメリットも考慮して、全体感で捉えることが重要です。
稼ぐ手順を理解した上で、Webライターとして自分の理想の働き方を実現してみませんか?