今野 直倫 
SEO記事を書く際には、キーワードにおけるユーザーの検索意図を捉えることが重要です。
しかし、「ユーザーの検索意図ってどうやったら分かるの？」「検索意図の考え方や調べ方、ツールを教えてほしい」そういった方も多いのではないでしょうか？
この記事では、企業のSEOマーケティングを担当している私が、SEO記事を書く際の検索意図の考え方や調べ方について解説します。
また、実際の業務で使用している無料ツールも紹介しますので、合わせて参考にしてください。
SEOで重要な検索意図の分析と考え方
検索意図とは、キーワードを使用するユーザーの知りたいと思っていることや、達成したいと思っていることを指します。例えば、「コーヒー 淹れ方」であれば、以下のような検索意図が想定されます。
コーヒー 淹れ方：コーヒーをおいしく淹れたいので、正しい淹れ方を知りたい。
SEO記事を書く際にはキーワードだけでなく、この検索意図を意識することが重要です。キーワードを含んでいても、検索意図からズレた記事は上位表示されることはありません。
なぜなら、Googleはユーザーの検索意図を満たすページを上位表示するからです。「Webライティング 方法」というキーワードを例にすると、以下のように考えることができます。
- 検索意図：Webライティングで良い文章を書く方法を知りたい
- 適切なコンテンツ：記事を書く手順やコツ、具体的な練習方法を書く
- 不適切なコンテンツ：Webライティング記事を外注する方法を書く
自社サービスに無理に近づけようとすると、こういったミスマッチが起こりやすいです。あくまで検索意図ありきで、コンテンツを制作する必要があります。
Google検索意図の調べ方と無料ツール
ここでは、Googleの検索エンジンに絞って検索意図の調べ方を解説します。検索意図を調べる際には、競合上位ページの傾向を掴むことが欠かせません。
その上で、ページタイトルや見出しに着目すると検索意図を捉えやすいです。検索意図を調べるのに役立つツールも合わせて紹介します。
【無料】ラッコツールズを使用
ラッコツールズの見出し（hタグ）抽出ツールを利用して、競合上位ページのタイトル、見出し、およびメタディスクリプションを抽出します。これらは、もちろん目視でも確認できますが、ツールを使った方が効率的です。
例えば、「Webライティング 方法」の検索上位ページの抽出結果は、以下のようになります。（本来であれば、10位まで抽出されます。）
| title | スキルアップ間違いなし！Webライティングのおすすめ練習方法 – かくたまブログ | Webライティングでおすすめな練習方法6ステップ【Web編集者が解説】 | Tekito style.me | webライティングが上達する！おすすめ練習方法4つを解説【初心者】 | ノマドノブログ |
| description | Webライティングのスキルアップがしたいけれど練習法がわからない、という方に効果的な練習法を紹介します。有効な練習方法だけでなく、Webライティングにおいて役立つSEO関連の本についても紹介していきますので参考にしてみてください。 | Webライティングのスキルを上達させたいけど、どう練習するのがよいんだろう……。ライティングスキルを身につけるには日々の鍛錬が必須です。本記事ではWebライター・編集経験者が、Webライティングの練習方法を6つのステップに分けてご紹介します。どうやってスキルを改善していくのか、イメージが掴めるかなと思います！ | 「文章力が上達しない！」「webライティング上手くなりたい」この記事では、そんな悩みを解決できる内容を紹介しています。webライティングは、適切な練習をすれば、文章が苦手な方でも上達します。紹介する内容を実践すれば、確実にスキルアップします。 |
| url | https://cakutama.com/blog/marketing/web-writing-recommended-practice.html | https://tekito-style.me/columns/howto-practice-webwriting | https://ogawamasayasu.com/web-writing-practice |
| word count | 6488 | 13224 | 5510 |
| headline | h1: スキルアップ間違いなし！Webライティングのおすすめ練習方法 | h1: Webライティングでおすすめな練習方法6ステップ【Web編集者が解説】 | h1: webライティングが上達する！おすすめ練習方法4つを解説【初心者】 |
| h2: まずはWebライティングの特徴を理解しよう！通常の文章とはどう違う？ | h2: そもそもWebライティングで学ぶべきスキルは？ | h2: webライティングでは「わかりやすい文章」が求められる | |
| h3: Webライティングでは「わかりやすい」が命 | h2: Webライティングでおすすめな練習方法6選 | h2: webライティングが上達する4つの練習方法！ | |
| h3: Webでは「結論」を先に知りたがる | h3: 1. Webライティング・文章作成の基本をインプットする | h3: ライティング本を読む | |
| h3: 想定しているキーワードや、想定の読者を意識する | h3: 2. とにかく記事を書きアウトプットする（書くことに慣れる） | h3: 上手な文章を写経する | |
| h2: Webライティングの練習方法 | h3: 3. 記事を推敲し、添削・フィードバックを受け修正する | h3: 文章を書く前に論理展開を作る | |
| h3: お手本にしたい文章を書き写す | h3: 4. 他の人の書いた記事を添削・編集してみるのも練習になる！ | h3: ブログで練習する | |
| h3: 文章を書く前に、論理構成をしっかり組み立てる | h3: 5. 応用的なスキルを学び、記事に取り入れていく | h2: ライティング力が上達する2つのコツ | |
| h3: 文章を要約する | h3: 6. ブログ・サイト運用し、数値を見て改善する | h3: 意図を持って文章を書く | |
| h3: ブログを書く | h3: +α Webライティングの仕事を請け負う | h3: 慣れるまでは執筆に時間をかける | |
| h2: Webライティングの練習におすすめのSEO書籍 | h2: Webライティングの練習が進まない場合の選択肢 | h2: webライティングは文章が苦手な人でも上達する！ | |
| h3: Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで | h2: 【まとめ】Webライティングは地道に練習・実践を重ねれば、スキルアップ可能！ | h3: ノマドノブログ | |
| h3: SEO対策のためのWebライティング実践講座 | h2: RECOMMEND | ||
| h3: 沈黙のWebライティング | h2: ABOUT US | ||
| h2: Webライティングの実力を試したいなら、実際に仕事を受注しよう | h2: NEW POST | ||
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競合上位ページのタイトル・見出し・ディスクリプションが一目で確認できるので、リサーチがしやすいです。検索意図を調べる際には、こちらのツールの利用をおすすめします。
ページタイトル・見出しを確認
競合上位ページのタイトルと見出しを確認します。上位に上がっているということは、検索意図を満たしていると考えられるので、検索意図を推測するヒントになるのです。
例えば、「Webライティング 方法」の上位3ページを見ると、そのページにも必ず以下の要素が含まれています。
Webライティングの練習方法
つまり、「Webライティング 方法」における検索意図は、「Webライティングの練習方法を知りたい」だと考えられます。記事を1つずつ読んでも良いのですが、タイトルと見出しから内容を把握した方が効率的です。
メタディスクリプションを確認
メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に表示されるページの説明のことです。
このメタディスクリプションはGoogleが自動的に抽出しており、Googleが検索ユーザーに見せたい文章であるといえます。つまり、メタディスクリプションには、検索意図が反映されていると考えられるのです。
例えば、「Webライティング 方法」の検索上位記事のメタディスクリプションを確認すると、以下のような検索意図が読み取れます。
Webライティングの効果的な練習方法を知りたい
タイトル・見出しだけでなく、メタディスクリプションも確認すると、より検索意図を明確に定めることができるでしょう。
検索意図から潜在ニーズを読み取る
検索意図が捉えられたら、ユーザーの深層心理である「潜在ニーズ」を読み取ります。潜在ニーズを満たすことができると、より上位表示の期待できる記事になるでしょう。
潜在ニーズを読み取るヒントになるのが、以下に挙げる情報です。
- 競合上位ページのメタディスクリプション
- 関連するキーワード・サジェスト
- Yahoo!知恵袋の質問
例えば、「Webライティング 方法」の場合は、「Webライティングの役立つSEO関連の本を知りたい」「時間をかけることなく効率良くスキルアップしたい」などの潜在ニーズが考えられます。
こういった潜在ニーズを記事で先回りして満たしてあげると、ユーザーが記事から離脱しにくくなります。ユーザーの深層心理を把握しておくことが重要です。
検索意図を捉えて適切なSEO記事を書こう
検索意図を捉えることで、ユーザーに適切な情報を伝えることができ、結果的に上位表示の確率が高まります。また、正しく検索意図を把握することは、自社の商品・サービスとユーザーを結びつけることにもつながるため、売上アップにも貢献するでしょう。
この記事を参考にして、検索意図を適切に調査するようにしましょう。また、検索意図を確認するだけでなく、潜在ニーズも捉えられるとより質の高い記事作成ができます。