【2019最新版】All in One SEO Packの一般設定の仕方を徹底解説【WordPressプラグイン】

この記事ではWEBサイトの流入数を増やすために必要なSEO対策ができる「All in One SEO Pack」というプラグインの“一般設定”について記載しています

SEOとは”Search Engine Optimization” の略で“検索エンジンの最適化”を意味します。

検索エンジンで上位表示を狙うには大切な設定ですので、この記事でしっかりと設定し使い方をマスターしましょう!

  • WordPressのテーマによっては、このAll in One SEO Packと同様の設定ができる場合があります。設定が重複しないようにテーマをインストールしたら、先にテーマの設定をしっかりと確認しましょう。
注意事項

プラグインのインストールや設定の更新前には念のためバックアップをとるようにしましょう。

バックアップに関してはこちらの記事を参考にしてください。
BackWPup を利用して自動的にバックアップを取る方法【WordPressプラグイン】

All in One SEO Packの概要

前述のとおり、All in One SEO PackはWEBサイトの流入数を増やすために必要なSEO対策をするためのプラグインです。

このプラグインでは以下のようなことできます。

  • SEO対策の一般的な設定
  • サーチコンソールやアナリティクスの連動設定
  • SNS投稿等のソーシャルメディア設定
  • 検索エンジンのクローラー巡回用のXMLサイトマップの設定

このように、あなたのサイトをより多くの人に見てもらえるようにするための設定を、このAll in One SEO Packでまとめて行うことができます

All in One SEO Packは設定箇所が多く解説が長くなってしまうため、この記事では”一般設定”と”サーチコンソール・アナリティクスの連動設定”について解説しています。

関連記事

ソーシャルメディア設定やXMLサイトマップの設定については下記を参考にしてください。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定
All in One SEO PackのXMLサイトマップ設定

それでは、ここからAll in One SEO Packの“一般設定”の仕方を詳しく解説していきます!

All in One SEO Packのインストール方法

まずはAll in One SEO Packをインストールしましょう。

WordPress管理画面から左側のメニュー「プラグイン」にカーソルを合わせ「新規追加」をクリックします。

画面右上の「プラグインを検索」に「All in One SEO Pack」と入力します。

All in One SEO Packが表示されたら「今すぐインストール」をクリックします。

続けて「有効化」をクリックします。

このような画面が表示されればインストール&有効化が完了です。

All in One SEO Packの一般設定の仕方

それではここからはAll in One SEO Packの一般設定をしていきます。

WordPress管理画面の左側のメニュー「All in One SEO」にカーソルを合わせ「一般設定」をクリックします。

こちらが一般設定の管理画面です。

それでは各項目ごとに詳しく見ていきましょう。

一般設定

これが一般設定の内容です。

Canonical URLs

ここには必ずチェックを入れましょう。

これは”http”と”https”、“www”の有無等によって、検索エンジンに別々のページと認識されないようにするための設定です。

重複コンテンツはサイトの評価に影響するため気をつけましょう。

No Pagination for Canonical URLs

これは1つの記事を2ペー以上に分割している場合に、1ページ目のみ検索エンジンに登録するための設定です。

設定は任意ですが、ページ分割のあるサイトはここにチェックを入れておくとよいでしょう。

Use Original Title

テーマや他のプラグインでタイトルを指定する場合は「有効」にチェックを入れてください。

All in One SEO Packで設定する場合は「無効」のままで大丈夫です。

Log important events

これはバグがあった時にログを保存するための設定です。

ログの確認をしたい場合を除きチェックはしなくても大丈夫です。

ホームページ設定

ホームタイトル

ここにはホームページのタイトルを入力します。

ホームのディスクリプション

ここにはホームページの説明を入力します。

固定フロントページを代用

「有効」にチェックを入れると、フロントページに設定している固定ページのタイトルとディスクリプションが有効になります。

なおタイトルとディスクリプションは検索結果のこの部分に表示されます。

タイトル設定

こちらはタイトルをどのように表示させるか設定することができます。

こちらはこのままで問題ありません。

コンテンツのタイプ設定

ここではAll in One SEO Packの設定を適用するコンテンツを選択できます。

「投稿」と「固定ページ」にチェックがついていれば問題ありません。その他は必要があればチェックをいれてください。

なお、oEmbed ResponseとはYouTubeやTwitterなどの埋め込みコンテンツのことです。

表示設定

ここではSEOタイトル・SEOディスクリプション・SEOキーワードを入力フォームを表示する画面を選択できます。

上記のコンテンツのタイプと合わせるとよいでしょう。

ウェブマスター認証

ここでは検索エンジンの分析ツールを利用するための設定ができます。

主要な検索エンジンはGoogleですので、Google Search Consoleのみ設定しておけば問題ありません。

  • 現在はGoogle Search Consoleの登録をAll in One SEO Pack使わず簡単にできるようになっているので、こちらのフォームに入力はしませんが設定の手順は以下で解説します。
Google Search Consoleとは

あなたのWEBサイトがどのようなキーワードで検索されているか等、検索流入を増やすための対策を立てるために必要なデータを入手できるサービスです。

Google Search Consoleを利用するにはGoogleアカウントが必要になります。

Googleアカウントがない方は以下に手順を記載するので作成しましょう。(すでにお持ちの方は飛ばしてください)

こちらからGoogleアカウントのページを開いてください。
Googleアカウント

「Googleアカウントを作成」をクリックします。

ユーザー名など必要事項を入力して「次へ」をクリックします。

※すでに利用されているユーザー名は使用できません。

これでGoogleアカウントが作成されました。

では続いてGoogle Search ConsoleにWEBサイトを登録します。

こちらからGoogle search consoleの登録ページを開いてください。
Google search console

このような画面が開くので「今すぐ開始」をクリックします。

「ドメイン」と「URLプレフィックス」の2つから登録するタイプを選択します。

イラストを見るとわかりますが、「ドメイン」はサブドメインやSSLの有無を分けずトップドメイン内のすべての情報をまとめて適用し、「URLプレフィックス」は個別に設定できます。

ここではドメインで進めていきます。

ドメインは例に沿って「exmaple.com」といった感じでhttps://“や/”などは入力しないようにしてください。

入力ができたら「続行」をクリックします。

このような画面が開くので、まずTXTレコードをコピーしてメモ帳などに貼り付けておきましょう。

次にサーバー側でDNSの設定をします。

当ブログではWordPressの運営にエックスサーバーをおすすめしているので、ここではエックスサーバーを利用して解説します。

まずはエックスサーバーの管理画面を開きましょう。
エックスサーバーはこちらから

サーバーパネルにログインしたら「DNSレコード設定」をクリックします。

サーチコンソールに登録するドメインを選択します。

設定対象のドメインを確認し、問題なければ「DNSレコード追加」をクリックします。

種別に「TXT」を選択し、内容に先ほどコピーしたTXTレコードを貼り付け、「確認画面へ進む」をクリックします。

内容を確認して問題なければ「追加する」をクリックします。

このように「DNSレコードの追加が完了しました」と表示されればOKです。

先ほどのサーチコンソールの画面に戻り「確認」をクリックします。

「所有権を確認できませんでした」と表示された場合、まだDNSに登録がされていませんので、10分程度時間をあけてから再度試しましょう。

「所有権を確認しました」と表示されたら登録が完了です。

「プロパティに移動」をクリックしてください。

このような画面が表示されたらGoogle search consoleの登録は完了です。

Google Analytics

ここではWEBサイトとGoogle Analyticsの紐づけができます。

Google Analytics とは

WEBサイトの 1日の利用者数や滞在時間、ページビュー数などのデータを確認できるツールです。

先ほどのGoogle search consoleはサイトに入るまで、Google Analyticsはサイトに入ったあとのデータ収集という使い分けになります。

では以下よりGoogle Analyticsのページへ行き登録をしていきましょう。
Google Analytics

このような画面が表示されるので「登録」をクリックします。

アカウントの作成画面に切り替わります。

「アカウント名」はわかりやすい名前を自由に入力してください。

「アカウントのデータ共有設定」はデータを有効活用できるようにするためチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

WEBサイトなら「ウェブ」を選択して「次へ」をクリックします。

①ウェブサイトの名前、②ウェブサイトのURLは実際に運用するWEBサイトの情報を入力してください。

③業種は運用するWEBサイトに一番当てはまるものを選択してください。

④レポートのタイムゾーンはあなたの生活圏で大丈夫です。

以上を入力したら「作成」をクリックします。

Googleアナリティクス利用規約を確認し2か所にチェックをいれ「同意する」をクリックします。

アナリティクスの管理画面が表示されたら「トラッキングID」の下の「UA-●●●●…」の部分をコピーします。

All in One SEO Packの設定画面に戻り「Google Analytics ID」に先ほどコピーした“UA-”から始まる部分を貼り付けます。

Google Analyticsの設定は以上です。

Schema Settings

これはSchema.orgという構造化マークアップを利用し“検索エンジンにWEBサイトの構造をわかりやすく伝える”ための設定です。

Schema.org マークアップを使用

ここを「有効」にします。

Display Sitelinks Search Box

ここにチェックを入れます。

これは検索結果に画像のような検索フォームを表示される設定です。

※Googleの検索エンジンの判断によるため、必ず表示されるわけではありません。

ソーシャルプロフィールリンク

SNSの個人ページのURLを入力します。これは任意です。

Person or Organization

どちらか選択してください。個人なら「人」です。

Person’s Username

WordPressで作成されている名前がセレクトボックスに表示されます。

ユーザー名から登録するものを選択してください。

Noindex設定

Noindexは検索エンジンにコンテンツを登録しないようにするための設定です。

なぜこれが必要かというと、質の低いコンテンツはサイト全体の質を落とす可能性があるからです。

そのようなコンテンツにNoindexを設定しておくと、そのコンテンツは評価対象外になります

ですので、検索エンジンに登録する必要がなかったり、サイトの評価を落とす可能性があるコンテンツはNoindex設定をしておかなければなりません。

なお、このNoindex設定はどのようなサイト運営をしているかと、コンテンツの内容によって変わります。

ここでは、検索エンジンへの登録を最低限に抑えた設定をしています。

Default to NOINDEX

チェックを入れるとそのコンテンツがNoindexになります。

除外するのは「投稿」「固定ページ」の2つです。

ページごとにNoindexの設定もできるので安心してください。

Default to NOFOLLOW

Nofollowというのは、そのコンテンツ内のリンク先に検索エンジンのクローラーを辿らせないようにするための設定です。

Noindex設定内はNofollowになります。

また、Nofollowもページごとに設定できますので、ここはチェックを入れなくても問題ありません。

Use noindex for ~

これはカテゴリーページやアーカイブページに対する設定です。ここではカテゴリーページ以外をNoindex設定しています。

カテゴリーページのインデックスが不要であればここもチェックをいれてもよいですし、タグページをインデックスしたいのであれば”Tag Archives”のチェックを外すなどしてください。

基本的には画像の設定+カテゴリーページを任意で設定で問題ありません。

詳細設定

これは上記以外の細かな設定ですが、基本的に変更する必要はありません。

唯一チェックを入れるのは「Autogenerate Descriptions」です。

これはディスクリプションを自動生成する設定です。また記事作成ページで直接入力し上書きすることもできます。

キーワード設定

これはページのキーワードの設定についてですが、現在Googleの検索エンジンではキーワードは考慮されていないので「無効」のままで問題ありません。

最後に「設定を更新」をクリックします。

これで一般設定は完了です!

All in One SEO Packの使い方

先ほど、“コンテンツの表示設定”で「投稿」と「固定ページ」を選択しているので、それぞれの新規作成および編集ページから利用することができるようになりました。

ここでは、新規投稿をもとに解説します。

WordPress管理画面のメニューから「投稿」にカーソルを合わせ「新規追加」をクリックします。

新規作成画面にAll in One SEO Packの設定パネルが表示されます。

こちらが設定できる内容です。

では、一つずつ見ていきましょう!

タイトル&説明

記事タイトルと、記事の説明文をそれぞれ入力します。入力した内容は“スニペットのプレビュー”に表示されます。

カスタムCanonical URL

これは、ページの評価を渡すURLを指定するところです。

似たような内容の記事が2つ以上あると“重複コンテンツ”としてサイトの評価に悪影響が出てしまう場合がありますが、それらの記事をひとまとめにすることで回避することができるようになります。

この入力フォームには、そのひとまとめにしたページから代表する一つのURLを決めて入力します。

このことを一般的に“正規化”といいます。

NOINDEX このページ/投稿

このページを検索エンジンに登録しないようにする場合はチェックを入れてください。

NOFOLLOW このページ/投稿

このページのリンクを検索エンジンのクローラーがたどらないようにする場合はチェックを入れてください。

サイトマップから除外する

サイトマップに登録しないようにする場合はチェックを入れてください。

このページや投稿で無効にする

このページでAll in One SEO Packのすべての機能を無効にしたい場合はここにチェックを入れてください。

使い方の解説は以上です。

まとめ

All in One SEO PackはWEBサイトの流入数を増やすために必要なSEO対策をするためのプラグインです。

このプラグインでは以下のようなことできます。

  • SEO対策の一般的な設定
  • サーチコンソールやアナリティクスの連動設定
  • SNS投稿等のソーシャルメディア設定
  • 検索エンジンのクローラー巡回用のXMLサイトマップの設定

この記事では”一般設定”と”サーチコンソール・アナリティクスの連動設定”について解説しました。

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ソーシャルメディア設定やXMLサイトマップの設定については下記を参考にしてください!
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定
All in One SEO PackのXMLサイトマップ設定

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この記事を書いた人

Yoshihiko Hoshino

フロントエンドエンジニア
当サイトの「WordPress入門」は、これからWordPressをはじめる方に向けて”どこよりも丁寧に”を心がけて書いています。