ランディングページは、WEBサイトを改善するにあたって特に重要なページであるといえます。
ただ、「ランディングページってそもそも何?」「ランディングページはGoogleアナリティクスでどう分析したら良いの?」そういった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそういった方へ向けて、Googleアナリティクスのランディングページについて、分析・改善方法を解説していきます。
この記事を読めば、Googleアナリティクスのランディングページの分析方法が分かり、WEBサイトの改善に役立てることができるでしょう。
Googleアナリティクスのランディングページとは?
Googleアナリティクスでいうランディングページとは、WEBサイトを訪れたユーザーが最初に閲覧したページのことです。
したがって、ランディングページはWEBサイトの入り口となっているページであるといえます。
具体的には、WEBサイトにアクセスを集めているページであり、他のページにユーザーを誘導しているページです。
WEBサイト内で重要な役割を担っているので、上手く改善できればWEBサイト全体に大きな影響を与えられます。
「すべてのページ」との違い
Googleアナリティクスの「行動」レポートには、「ランディングページ」以外に「すべてのページ」というレポートもあります。
ランディングページとすべてのページのレポートの違いは、以下のとおりです。
- すべてのページは、サイト全体の概要が掴める
- ランディングページは、ランディングページに特化している
- ランディングページの方が、より詳細なデータを見られる
すべてのページでは、セッションが多い順にページが並んでおり、WEBサイト全体のざっくりした概要を掴むのに向いています。
ランディングページを改善する場合は、ランディングページのレポートを利用しましょう。
改善すべきランディングページの特定
Googleアナリティクスの「ランディングページ」レポートは、[行動]→[サイトコンテンツ]→[ランディングページ]で開きます。
レポートを分析して、改善すべきランディングページを特定していきましょう。
改善すべきランディングページを見つけるためのポイントとなる指標は、「セッション」「直帰率」「コンバージョン率」の3つです。
セッションの多いページ
ランディングページの改善を行う際は、セッションの多いページから手を付けると良いでしょう。
なぜなら、セッションが多いということは、改善したときのWEBサイト全体の効果が大きくなる可能性が高いからです。
セッションの多いページから他のページに誘導することができれば、多くの人にたくさんのページを見てもらうことができます。
セッション数の多いランディングページに目星をつけておきましょう。
直帰率の高いページ
直帰率の高いランディングページは、優先して改善する必要があります。
なぜなら、直帰率が高いということは、ほとんどのユーザーがランディングページだけを見てWEBサイトを離れてしまっているということだからです。
特にセッションが多いにもかかわらず直帰率が高い場合は、みすみす多くのユーザーを逃がしてしまっていることになります。
直帰率の高いランディングページもチェックしておきましょう。
コンバージョン率が低いページ
コンバージョン率が低いランディングページも、改善の余地があります。
なぜなら、コンバージョン率が低いランディングページは、WEBサイトの目的達成に寄与していないといえるからです。
特にセッションが多いにもかかわらずコンバージョン率が低い場合は、改善によりWEBサイトの目的に大きく貢献できる可能性があります。
コンバージョン率が低いランディングページもチェックしておきましょう
ランディングページの分析・改善の方法
ここからは、上記のポイントを参考に選定したランディングページの具体的な分析・改善方法を解説します。
WEBサイトの目的達成に寄与するランディングページとは、「多くのアクセスを集め」「WEBサイト内を回遊させ」「コンバージョンに寄与する」ページです。
以下の5つのポイントに注目して、WEBサイトの目的達成の助けとなるランディングページの作成を心がけましょう。
直帰率
直帰率が高いランディングページは、ユーザーの求めているものと内容がかみ合っていないことが多いです。
ユーザーはページを見た瞬間に、「自分に関係のあることかどうか」を判断して、ページに留まるか否かを決めます。
したがって、直帰率を改善するには、ユーザーの検索意図を正確に読み取り、コンテンツに反映することが大切です。
キーワード選定・ペルソナ設定をもう一度行い、ユーザーの求めるコンテンツを作成しましょう。
コンバージョン率
コンバージョン率が低いランディングページは、導線が適切に設置できていない可能性が考えられます。
ランディングページから直接コンバージョンに至ることはまれで、誘導した先のページでコンバージョンに結び付くことが多いです。
したがって、ランディングページの内容と関連のあるページへ、ユーザーをしっかり誘導できるかどうかがカギとなります。
内部リンクの設定やグローバルメニューなどを見直して、適切なページへ誘導できるように導線を改善しましょう。
セッション数
上で説明したとおり、セッション数が多く直帰率が高い、あるいはコンバージョン率が低いページは改善の対象となります。
なぜなら、ユーザーを多く集めているにもかかわらず、WEBサイトの目的に結びつけることのできていないページだからです。
一方、セッション数の少ないランディングページも、改善の余地があります。
なぜなら、ランディングページに多くのユーザーを集めることが、最終的なコンバージョン数を増やすことに繋がるからです。
以下では、セッション数を増やすための施策について解説します。
クリック数
セッション数の少ないランディングページは、クリック数が少ないのかもしれません。
ランディングページのクリック数は、[集客]→[Search Console]→[ランディングページ]で調べることができます。
クリック数が少ない場合、ページタイトルおよび見出し、メタディスクリプションが興味を惹く内容になっていないと考えられます。
キーワードを含むなどの基本的な対策をした上で、ユーザーの興味を惹く内容に改善しましょう。
検索順位
セッション数の少ないランディングページは、検索順位が低いという可能性もあります。
クリック数の場合と同様に、 [集客]→[Search Console]→[ランディングページ]で調べることができます。
検索順位が低い場合は、抜本的なランディングページのリライトが必要だといえるでしょう。
リライトについては以下の記事で解説していますので、良かったらこちらも合わせてご覧ください。
まとめ:Googleアナリティクスでランディングページを確認しよう
今回は、Googleアナリティクスのランディングページについて、分析・改善方法を解説しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
- ランディングページとは、WEBサイトの入り口になっているページ
- セッション数が多く、離脱率が高い・コンバージョン率が低いページから改善する
- 「多くのアクセスを集め」「WEBサイト内を回遊させ」「コンバージョンに寄与する」ランディングページを目指す
この記事を参考に、Googleアナリティクスのランディングページの分析方法を知り、WEBサイトの改善に役立てましょう。