キーワード調査は行っていても、検索ニーズまで丁寧にリサーチしている人は、それほど多くないかもしれません。
「そもそもキーワードの検索ニーズって?」「検索ニーズを調べる方法を教えてほしい」そういった方もいるでしょう。
今回は、キーワードの検索ニーズとは何なのか、どういった方法で調べれば良いのかなど、詳しく解説します。
また、検索ニーズを調べる際のおすすめツールも紹介するので、ぜひ参考にして、コンテンツ制作に取り入れてみてください。
キーワードの検索ニーズとは
キーワードの検索ニーズとは、キーワードで調べることでユーザーが「知りたいこと」「達成したいこと」を指します。
例えば、「コーヒー 淹れ方」「コーヒー豆 おすすめ」というキーワードでは、それぞれ以下のようなニーズが想定されるでしょう。
- コーヒー 淹れ方:コーヒーのおいしい淹れ方を知りたい
- コーヒー豆 おすすめ:おすすめのコーヒー豆を知って買いたい
キーワードには、何らかの検索ニーズがあります。検索ニーズを満たしたコンテンツが上位表示され、ユーザーの役に立つため、検索ニーズを調査することは重要です。
キーワードの検索ニーズを調べる方法
キーワードの検索ニーズは、ツールを使うことにより効果的に調べることができます。
しかし、「このキーワードのニーズは、コレ」というように表示してくれるわけではありません。最後には、人間の目で確認して、人間の頭で考える必要があります。
ツールを知ることはもちろん、検索ニーズを推測する考え方も身につけましょう。
キーワードプランナーでキーワードを選定する
キーワードを選定する際は、ある程度のニーズがあるものを選んだ方が良いです。
まったくニーズのないキーワードでコンテンツを作っても、アクセスは集まらないので、売り上げにもつながりません。
まずは、キーワードプランナーを使って、実際に検索されているキーワードなのかを確認しましょう。
例えば、「コーヒー豆 おすすめ」は実際に検索されていて、需要が高いことがわかります。
一方で、「コーヒー豆 フルーティ おすすめ」は、ほとんど検索されていないため、アクセスは見込めません。
ただ、サイトの現状によっては「コーヒー豆 苦い おすすめ」のように、検索ボリュームの小さいキーワードを選定した方が良い場合もあります。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
上位ページのタイトルからニーズを探る
上位ページのタイトルを見ると、キーワードのおおよそのニーズが把握できます。例えば、「キーワード選定」というキーワードの検索結果は、以下のとおりです。
- キーワード選定の方法・手順を知りたい
- キーワード選定のコツを知りたい
- キーワード選定ツールを知りたい
上記のような検索ニーズがありそうだと分かります。大まかな検索ニーズを捉えるために、まずはGoogleで実際に検索してみましょう。
上位ページの内容からニーズを探る
大まかな検索ニーズが把握できたら、さらに具体的な検索ニーズをチェックします。検索上位10ページの内容を見ると、どういった内容がユーザーに求められているのかわかるでしょう。
1ページずつ目視しても良いですが、あまり効率的ではありません。ラッコツールズの「見出し(hタグ)抽出」を利用すると、上位ページの内容が一括で確認できます。
データはCSV(エクセルで開けるファイル)でダウンロードできるので、加工も簡単です。
見出しタイトルを見て、さらに詳しく知りたければURLからページに飛ぶと効率が良いでしょう。
上位ページの内容は、ユーザーが求めている内容(=検索ニーズ)であるといえます。もちろん、全て正しいわけではないので、自分の頭で考えて精査することが必要です。
潜在ニーズを知って記事の質を高めよう
潜在ニーズとは、ユーザー自身も気付いていない、心の奥にある検索ニーズを指します。
ここまで触れてきたのは「顕在ニーズ」と呼ばれる、キーワードから推測できる表層の検索ニーズです。
コンテンツ制作においては、顕在ニーズと潜在ニーズの両方を満たすことが欠かせません。
潜在ニーズを満たすことで、ユーザーの満足度を高めることになり、SEO的な評価の向上にもつながります。
上位ページのメタディスクリプションを見る
上位ページのタイトル・内容に加えて、メタディスクリプションも確認します。
なぜなら、メタディスクリプションは、Googleが記事内から抽出しているものであり、Googleがユーザーに見せたい内容だと推測できるからです。
メタディスクリプションには、ユーザーが知りたいことが書かれているといえます。
例えば、「Webライティング リサーチ」と調べるユーザーは、第一義的に「Webライティングのリサーチ方法が知りたい」と思っているでしょう。
しかし、深層心理として「リサーチに時間がかかっているから、効率的な方法を知りたい」と思っているかもしれません。
メタディスクリプションには、こういった潜在ニーズが反映されていることがあります。記事に反映すれば、よりユーザーに役立つコンテンツとなるでしょう。
Yahoo!知恵袋を活用する
Yahoo!知恵袋で検索すると、ユーザーの潜在ニーズを知ることができます。例えば、以下は「化粧水 40代」というキーワードで検索した結果です。
- 安い化粧水は効果がないのだろうか?
- 乾燥肌に効果のある化粧水を知りたい
「40代におすすめの化粧水が知りたい」の他にも、上記のようなニーズが読み取れます。こういった潜在ニーズを記事に盛り込むと、上位表示や売上増加につながるでしょう。
検索ニーズを知ることがSEO対策の第一歩!
検索ニーズを知ることは、SEO対策の第一歩であるといえます。記事にいくらキーワードを盛り込んでも、検索ニーズを捉えていなければ、上位表示されることは決してありません。
また、検索ニーズを知ることで、自社の商品やサービスを効果的に訴求することができます。したがって、販売数や売上の増加にもつながるのです。
SEO対策を行うのであれば、まずは検索ニーズを理解するところから始めましょう。