完全在宅で行えて敷居も低いことから、副業としても人気な「Webライティング」。
しかし、「実際に受注する前に、Webライティングの基本を押さえたい」「初心者が知っておくべき技術・コツを教えてほしい」そういった方も多いのではないでしょうか?
今回は、現役のSEOコンテンツディレクター・Webライターの私が、Webライティング初心者が押さえるべき7つの基本を紹介します。
どれも私が実際に案件をこなす中で必要と感じた基本事項です。Webライティング初心者の方は、まずはここから身に付けていきましょう。
基本1. SEO対策
SEO対策とは、Webサイト・ページを検索結果の上位に表示する技術を指します。Webコンテンツの執筆を行う以上、SEO対策の知識は知っておきたいところです。
Webライティングで執筆する多くのコンテンツが、集客を目的としています。したがって、SEO対策を行えるライターは、クライアントに重宝がられるのです。
SEO対策の基本については、以下の記事で詳しく説明しています。こちらも合わせてご覧ください。
基本2. PREP法
Webライティングを始めたばかりの頃につまずくのが、「何を書けば良いのか分からない」ということです。こういった状況にあるライターさんは、文章の型を身に付けると良いでしょう。
PREP法は、最も有名な型の1つです。「結論→理由→具体例→結論」という順番で情報を並べます。何を書けば良いのかが明確になれば、後はリサーチして情報を埋めるだけです。
Webライティングで役に立つ型は、以下の記事で紹介しています。PREP法以外の型も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
基本3. エビデンスの提示
Webライティングでは、情報の正確性が求められます。なぜなら、Web上の記事は、世界中の人に閲覧される可能性があるからです。
一般論や常識を除いて、掲載する情報にはエビデンスが必要です。具体的には、信頼性の高いソース(論文や政府系サイト)から引用すれば間違いはないでしょう。
以下の記事では、Webライティングのリサーチについて、さらに詳しく解説しています。どういったソースを参照して良いかわからないという方は参考にしてください。
基本4. 正しい日本語
紙媒体の記事と同じように、Webライティングでも正しい日本語を使うことが求められます。特別、文章が綺麗な必要はないですが、最低限、誤用がないようにしなければいけません。
今まで数々の記事をチェックしてきましたが、「『たり』の誤用」や「文のねじれ」、「口語表現の使用」などは、どの媒体でも共通して見られます。
以下の記事では、実際に頻出するミスを例文付きで紹介しています、こちらを参考に、書き終わった記事をチェックしてみてください。
基本5. ユーザー目線
ユーザー目線の欠けた記事は、マーケティング的な効果を生んでくれません。なぜなら、文章に少しでも違和感を覚えると、ユーザーは怪しいと感じてCVに至らないからです。
例えば、自社商品の紹介記事で「この記事を読んで、〇〇のメリットを知ってください」と書いてしまうライターさんがいます。知ってほしいのはこちらの都合で、ユーザーは押し付けられたような印象を受けるでしょう。
Webライティングでは、書きたいことを書いてはいけません。以下の記事でさらに詳しく解説しているので、こちらも合わせて参考にしてください。
基本6. トンマナの統一
クライアントワークに特徴的なのが、トンマナの統一です。トンマナとは、「トーンやマナー」のことで、簡単にいえばWebサイトの雰囲気にあった言葉遣いを表します。
Webライターはメディアの1記事を担当するわけですが、既に他の記事が掲載されています。既存の記事とのトンマナを統一することも、メディア全体から見れば重要です。
Webライター個人としては、なかなか理解しにくい部分かもしれません。以下を参考にすると、運営側の意図を理解していただけるのではないでしょうか。
基本7. 丁寧な推敲
記事の執筆が終わったら、納品する前に必ず推敲をしましょう。推敲とは、簡単にいえば、書いた文章を読み直して、さらに良い文章にすることです。
この推敲を丁寧に行うライターさんは、クライアントに重宝されます。なぜなら、クライアントの修正やFBの手間を減らすことにつながるからです。
また、推敲を丁寧に行い修正依頼を減らすことは、ライター自身にとっても時間的なコストの削減になります。以下の記事を参考にして、丁寧な推敲を行うようにしましょう。
Webライティングの基本を身に付けよう
今回は、初心者Webライターがまず身に付けるべき、 Webライティングの基本を7つ紹介しました。最後に、紹介した7つの基本を改めてまとめておきます。
- 基本1. SEO対策
- 基本2. PREP法
- 基本3. エビデンスの提示
- 基本4. 正しい日本語
- 基本5. ユーザー目線
- 基本6. トンマナの統一
- 基本7. 丁寧な推敲
基本を押さえたら、後は実践あるのみです。クラウドソーシングサイトなどを利用して案件を獲得し、Webライターとしての経験を積んでいきましょう。