WordPressは管理画面から様々な設定をすることができます。
例えば“サイト名”や“1ページに表示する新着記事の数”など、サイトのコンセプトや大まかな外観にかかわる変更も「設定」から行うことができます。
WordPressの管理画面の見方や各種設定の仕方はこちらの記事を参考にしてください。
→ WordPressの管理画面の基本的な使い方を詳しく解説
この記事ではWordPressの設定のなかでもサイト全般とWordPressの管理にかかわる部分について解説します。
WordPressをインストールしたら、この記事を参考にあなたが運営するサイトに適した設定変更をしましょう!
WordPressのインストールの仕方はこちらの記事を参考にしてください。
→ エックスサーバーでWordPressをインストールする方法
一般設定の概要
一般設定で変更できるのは以下の11個です。
- タイトル
- キャッチフレーズ
- WordPressアドレス(URL)
- サイトアドレス(URL)
- メールアドレス
- メンバーシップ
- 新規ユーザのーデフォルト権限
- サイト言語
- タイムゾーン
- 日付のフォーマット
- 時刻フォーマット
- 週の始まり
まずは管理画面を開きましょう。
WordPress管理画面から「設定」をクリックします。ここをクリックすると設定の中から”一般設定”が表示されます。
では、事項で一般設定の各設定について解説していきます。
一般設定の各設定項目
こちらが一般設定の全体像です。
では一つずつ詳しく見ていきましょう!
サイトのタイトルの設定
タイトル=サイト名です。
WordPressをインストールする際に入力したサイト名が表示されます。
サイト名を変更する場合はここに入力しましょう。
サイト名を決めるうえで考えたいポイントは以下の点です。
- ① 検索エンジンの検索結果として表示されるようにテーマ(キーワード)を含める
- ② 覚えてもらいやすく特徴的な表現にする
- ③ 自分が気に入っている、もしくは愛着を持てるものにする
サイトタイトルの決め方はこのように分けることができます。
①②に関しては流入を増やすための対策になりますが、大切な事は“サイト自体に価値を持たせられるか”です。
せっかくサイトを訪問してもらってもすぐに離脱されては意味がありませんよね。
現在はよい記事はSNSで拡散される事があり、そこから新規ユーザーを取り込めたりするので、サイトタイトルをどうするか延々と考えるよりは、コンテンツの質を上げること、SNSを活用することが大切です。
キャッチフレーズの設定
キャッチフレーズはサイトの説明です。
初期段階では「Just another WordPress site」というキャッチフレーズが入力されています。
“どのようなサイトなのか?”というのを一言で表すようにしましょう。
ポイントはサイトのテーマや特徴を含めることです。
例えばWEB制作会社のサイトであれば「初めてホームページを作る方でも安心。世田谷区のWEB制作会社です」とした場合、「初めてHPをつくる」や「世田谷区」というキーワードも検索結果に反映される可能性があります。
なお、当サイトでは ここにキャッチフレーズを入力するのではなく WordPressの プラグイン「All in One SEO Pack」 を利用することをお勧めしています。
All in One SEO Pack はSEO対策に役立つプラグインです。
この All in One SEO Pack の設定画面にキャッチフレーズを入力する欄があり、そこに入力することで下記のような懸念点が解消されます。
テーマによってはメタディスクリプションとh2タグの両方で表示されてしまうことがありSEOの観点でマイナスに働いてしまう場合があることがあります。
テーマを適用したら必ず確認するようにしましょう。
確認の仕方がわからない場合は、 All in One SEO Pack を利用することをお勧めします。
All in One SEO Packに関する詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。
→ All in One SEO Packの一般設定の仕方を徹底解説【WordPressプラグイン】
WordPressアドレス(URL)・サイトアドレス(URL)の設定
この2つの違いは以下の通りです。
WordPressアドレス
レンタルサーバー内のWordPressファイルをおいている場所を指定します。
サイトアドレス
WordPressで作成したWEBサイトにアクセスするURLを指定します。
WordPressインストール時にドメイン直下にインストールしてれば画像のように「http://〇〇〇.com」などのURLがWordPressアドレスとサイトアドレスの両方に記載されているはずです。
問題なければ変更する必要はありません。
ドメイン配下にWordPressをインストールするためのスペース(ディレクトリ)を用意することで、一つのドメインで複数のWordPressを運営することができます。
また、WEBサイトの通信を安全に行えるようにSSL化することをおすすめします。
詳しくは下記の記事を参考にしてください!
エックスサーバー利用したSSL化設定の仕方はこちらを参考にしてください。
→ エックスサーバーでWEBサイトの常時SSL化を設定する方法
メールアドレスの設定
運営しているWordPressサイトにコメントが記入されたりリンクされたりした場合は設定したメールアドレスで通知を受けることができます。ここには、そのためのメールアドレスを設定しましょう。
メンバーシップの設定
WordPressでは複数のユーザーが記事を投稿したりサイトの管理更新をする事ができます。
「だれでもユーザー登録ができるようにする」という文言の通り、ここにチェックをいれるとサイト管理者以外のユーザーが、新規ユーザーを追加できるようになります。
- セキュリティ上ここにチェックを入れるのは好ましくありません。
新規ユーザーのデフォルト権限グループの設定
ここでは新規に追加されたユーザーが初期状態でどのような権限を持たせるかを指定できます。
購読者
サイトの閲覧のみできます。会員制のサイトなどを作成した場合に使用することがあります。
寄稿者
記事の下書き+編集までできます。
投稿者
記事の投稿+編集+公開までできます。
編集者
記事以外のコンテンツも操作することができるようになります。
管理者
WordPressのすべての操作ができるようになります。
基本的には購読者を設定しておき、ユーザーを追加するごとに必要な権限を与えるとよいです。
サイト言語の設定
日本語版のWordPressをインストールした場合は「日本語」が設定されているはずです。
その他の言語を希望される場合は変更してください。
タイムゾーンの設定
こちらも日本語版のWordPressをインストールしていれば「東京」になっているはずです。
必要に応じて変更してください。
日付のフォーマットの設定
記事の作成日時、更新日時がどのように表示されるかを決めることができます。
カスタムでは自由に表記を設定できます。
例えば2019年5月7日の場合以下のようになります。
年 | Y→2019 | y→19 |
月 | m→05 | n→5 |
日 | d→07 | j→7 |
時刻フォーマットの設定
日付と同様にカスタムでは自由に表記を設定できます。
時(先頭にゼロがつかない) | g→1~12 | G→0~23 |
時 | h→01~12 | H→00~23 |
分(先頭のゼロをなくすことができない) | i | |
午前/午後 | A→AM,PM | a→am,pm |
週の始まりの設定
これはWrodPressにデフォルトで利用できるカレンダーで設定が反映されます。
日曜日から土曜日まで好きな曜日を週の始まりに設定できます。
以上で一般設定は完了です!
まとめ
この記事ではWordPressの設定のなかでも「一般設定」というサイト全般とWordPressの管理にかかわる部分について解説しました。
大事なポイントは以下の3つです。
- キャッチフレーズがHTMLファイルのどこに反映されているか確認する。
- おすすめはキャッチフレーズを空欄にしてAll in One SEO Packで設定する。
- 新規ユーザーのデフォルト権限は購読者にしておく
次回は設定項目の2つめ「投稿設定」について解説します!
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