Googleアナリティクスの基本的な指標の1つである「アクティブユーザー」。
しかし、「そもそもアクティブユーザーってどういう意味?」「アクティブユーザーってどうやって増やすの?」そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそういった方へ向けて、Googleアナリティクスのアクティブユーザーについて詳しく解説していきます。
この記事を読めば、アクティブユーザーの概要が掴めるだけでなく、調べ方や増やし方など具体的な部分についても確認できます。
アクティブユーザー(AU)の定義とは?
アクティブユーザー(AU)とは、特定の期間内にWEBサイトを1回以上訪れたユーザー数を表す指標です。
例えば、月間アクティブユーザー数(MAU)なら、1ヶ月という期間内に訪れたユーザー数を指します。
その他、1週間なら週間アクティブユーザー数(WAU)、1日なら日別アクティブユーザー数(DAU)です。
「特定の期間内」に「1回以上訪問」したユーザーを1単位とするというところがポイントです。
非アクティブユーザーについて
非アクティブユーザーとは、活動をしていないユーザーのことを指す概念です。
アプリやサービスを対象とするときによく使われ、主に「登録だけして利用していないユーザー」を指します。
WEBサイトの場合は「登録」というアクションがないため、非アクティブユーザーは以下のように捉えられるでしょう。
- キャンペーン目的のユーザー
- WEBサイト運営の関係者
- ボットによるアクセス など
こういったユーザーは本来の目的からは外れたユーザーなので、Googleアナリティクスの計測から除外することをおすすめします。
ユニークユーザー(UU)との違い
アクティブユーザーとユニークユーザーには、以下のような違いがあります。
- アクティブユーザー:特定の期間内にWEBサイトを1回以上訪れたユーザー数
- ユニークユーザー:WEBサイトを1回以上訪れたユーザー数
上記の違いを見てもわかるように、両者の違いは「特定の期間」が設けられているかどうかです。
しかし、Googleアナリティクスでデータを解析する際は、期間が設定されていることがほとんどです。
したがって、ほとんどのケースでアクティブユーザーとユニークユーザーは同じように扱われます。
Googleアナリティクスでのアクティブユーザー数の調べ方
Googleアナリティクスでアクティブユーザー数を調べる方法は、主に以下の3通りがあります。
「ユーザー」レポートで調べる
WEBサイト全体のアクティブユーザー数の外観を掴みたいときは、[ユーザー]→[アクティブユーザー]で調べます。
画面上部にチェックボックスがあり、チェックを入れることでアクティブユーザーの定義を変更することも可能です。
- 1日のアクティブユーザー数
- 7日間のアクティブユーザー数
- 14日間のアクティブユーザー数
- 28日間のアクティブユーザー数
折れ線グラフにも表示されるので、外観と施策による変化も合わせて確認しておきましょう。
「コホート分析」で定着率を調べる
WEBサイトへのアクティブユーザーの定着率を調べたい場合は、[ユーザー]→[コホート分析]と進みます。
画面上部の[コーホートのサイズ]というドロップダウンメニューからは、定着率の対象とする期間を選択することが可能です。
- 日別
- 週別
- 月別
連載物を配信しているWEBサイトなどでは、定着率は特に重要な指標であると考えて良いでしょう。
アクティブユーザー率の目安【SNSアプリの例】
アクティブユーザー率の目安として、馴染みの深いSNSアプリを例にとって見てみます。
Twitter・Facebook・Instagramの月間アクティブユーザー数は、以下のとおりです。
・Twitter:73.2%
2020年最新版!Instagram、Twitter、Facebook、アプリ利用率まとめ|アプリごとに利用ユーザーの特徴が分かれる|App Ape Lab.
・Facebook:42.7%
・Instagram:60.6%
SNSは、アクティブユーザーと非アクティブユーザーがかなりはっきり分かれるサービスです。
アクティブユーザーは毎日のように利用し、非アクティブユーザーはほとんど触ることはありません。
こういった特徴も理解しつつ、あなたのWEBサイトのサービスと照らし合わせた上で参考にしてください。
アクティブユーザーを増やすための改善策
アクティブユーザー数を増やすには、現在のWEBサイト利用者を維持しつつ、新規ユーザーを獲得する施策が必要となります。
新規ユーザーをWEBサイトに呼び込む施策の中心は、SEO対策でしょう。
検索エンジンから「何かを知りたい」と思ってWEBサイトを訪れるのは、ほとんどが新規ユーザーです。
ただ、それだけでは既存のユーザーがWEBサイトに定着してくれません。
施策の本質は、質の高いコンテンツ制作です。
質の高いコンテンツを提供することでユーザーはWEBサイトに信頼感を抱き、再び訪れようと思います。
小手先のSEOテクニックに頼るのではなく、本質的なコンテンツSEOを行ってアクティブユーザー増加を狙いましょう。
まとめ:Googleアナリティクスでアクティブユーザー数を調べよう
今回は、Googleアナリティクスのアクティブユーザーについて解説しました。本記事の要点は、以下のとおりです。
- アクティブユーザー(AU)とは、特定の期間内にWEBサイトを1回以上訪れたユーザー数を表す指標
- Googleアナリティクス上では、ユニークユーザー(UU)と同じ意味を表すことが多い
- Googleアナリティクスでは単純な数だけでなく、定着率も調べることができる
この記事を参考にして、現状のアクティブユーザー数を確認した上で、具体的な施策を打っていきましょう。