Webライターは始めるのに特別なスキルがいらないので、人気の高い副業です。そうはいっても、どのように始めるのかはわからないですよね。
Webライターは、副業として人気が高く、初心者にもおすすめの仕事です。副業として始めて、少しずつ実績や経験を積むことで、独立することもできます。
今回は、現役Webライターであり、ディレクターでもある私が、Webライターの始め方を初心者向けに徹底解説します。
Webライターとはどういう仕事なのか理解して、挑戦してみてください。
Webライターの始め方を5つの手順に沿って紹介!
Webライターの始め方は、クラウドソーシングサイトに登録して案件を獲得するだけです。
しかし、いきなり、初心者のWebライターが案件を獲得するのは難しいでしょう。
まずは、以下の5つの手順をふむことをおすすめします。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 提案文やプロフィールを作成する
- 案件に応募する
- テストライティングを受ける
- 執筆・納品する
Webライターの始め方をそれぞれ解説していきます。
手順1.クラウドソーシングサイトに登録する
まずは、ライターとしてクラウドソーシングサイトに登録しましょう。
今回は、クラウドソーシングサイトのなかでも人気が高い、クラウドワークスを例にあげます。
まずは、クラウドワークスのトップ画面から「まずは無料で会員登録」を選択。
その後、任意のメールアドレスを入力してください。
このような画面が出たら、メールに記載のURLにアクセスし、名前などを入力して登録完了です。
さらに詳しい登録手順は、下記記事にて解説しているので、こちらも合わせて参考にしてください。
手順2.提案文やプロフィールを作成する
クラウドワークスに登録したあとは、提案文やプロフィールを作成していきます。プロフィールは、案件に応募した際にクライアントが目を通す箇所なので、とても大切です。
以下は、私のプロフィールになります。ぜひ、適宜内容を変更してお使いください。
はじめまして。Webライター・SEOディレクターの今野直倫と申します。
プロフィールをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
■仕事内容
- Webメディアのディレクション業務(KW選定・構成作成・進捗管理・ライター採用)
- Webメディアのライティング業務(KW選定・構成作成・記事執筆・校正校閲)
- コーヒー販売(商品企画・Webショップ運営・マーケティング)
■経歴
- 国立大学英文科卒
- 私立大学大学院英文学研究科修了
- 一斉指導型塾講師
- 高校英語科非常勤講師
■資格
- 高等学校教諭1種免許状(英語)取得
- 中学校教諭1種免許状(英語)取得
- 高等学校教諭専修免許状(英語)取得
- 中学校教諭専修免許状(英語)取得
- JSFCAコーヒーソムリエ
- 食品衛生責任者
- 飲食営業許可
■実績・得意
- イギリスへの短期語学留学経験があり、卒業論文は全文英語で執筆したため、英文和訳、和文英訳が可能です。
- 洋画が好きで英語学習も兼ねてよく鑑賞しております。イギリスに関心があるので、特にイギリス映画を好んで観ております。
- コーヒーに関するブログ、及びTwitterを運営しており、質を維持しつつも短時間でのライティングが可能です。
- JSFCAコーヒーソムリエ、食品衛生責任者を取得済みで、出張カフェを定期的に開催しているため、コーヒーに関する知識は人並み以上と自負しております。
■稼働時間
週20〜30時間
■自己PRポイント
ブログ運営歴2年、約300記事、月間PV約1.5万。
Twitter運営歴2年、フォロワー約4,000人。
クライアント様のご希望やテイストに沿ったライティングをいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
上記のプロフィールを元に提案文も作成していきます。提案文とは、案件に応募する際に提出するものになります。
以下は実際に案件に応募して、契約が決まった際の提案文です。
1.自己紹介
はじめまして、お世話になります。
ライターの今野直倫と申します。20代です。
- 月の執筆可能本数:10本
- 得意分野:SEO、GA等
■経歴・資格
[現在]
- WEBライター / 出張バリスタ
[経歴]
- 国立大学英文科卒
- 元一斉指導型塾講師
- 元高校英語科非常勤講師
[資格]
- 高等学校教諭1種免許状(英語)取得
- 中学校教諭1種免許状(英語)取得
- JSFCAコーヒーソムリエ
- 食品衛生責任者
- 飲食営業許可
2.過去納品記事
■SEO対策コラム
■Google Analytics
3.得意なジャンル
■SEOの知識があり、SEOに関する記事を多数執筆している他、個人ブログを運営し、数記事検索上位表示を獲得しております。また、SEO対策の無料資料作成の経験もあります。
■ブログ運営を行っており、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールを使用して、ブログの解析を行った経験があります。
■構成のお仕事を何本かさせて頂いている他、構成→ライティングの記事も多数執筆経験があり、SEOを意識した構成作成が可能です。
■JSFCAコーヒーソムリエ、食品衛生責任者を取得済みで、出張カフェを全国各地で開催しているため、コーヒーに関する知識は人並み以上と自負しております。
■大学・大学院と英文学科に所属しており、イギリスに短期語学留学した経験があります。また、塾講師・高校講師をという職を通して、子供たちに英語を教えてきました。
4.稼働時間
1月で10記事ほど執筆可能です。
5.自己PR文
コーヒー情報を中心としたブログをワードプレスにて運営しており、質を維持しつつも短時間でのライティングが可能です。ブログ運営歴1年、記事数は現在約300、月間PVは約2万。
クライアント様のご希望やテイストに沿ったライティングを致します。どうぞよろしくお願い致します。
どちらも一度テンプレートを作成すれば、案件に応募するたびに作成するという手間は省けるので、ぜひ活用してください。
手順3.案件に応募する
プロフィール作成や提案文の作成が完了したら、Webライティング案件に応募してみましょう。
案件に応募する際には、「落ちても気にしない」ことが大切です。私が初心者だった頃、一度に20件〜30件も応募していました。しかし、テストライティングまで進めるのは、2件〜3件程度です。
受かる案件の方が少ないので、初心者のうちはとにかくできるだけ多くの案件に応募してみましょう。
需要があって稼げるジャンルなどについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
手順4.テストライティングを受ける
案件に応募し無事に提案文が通れば、テストライティングに進むことができます。
テストライティングとは、応募してきたライターのスキルや一緒に仕事をするために信頼できるかなどを確認するためのオーディションのようなものです。
ほかにも、テストライティングで、クライアントはライターが納期を守れるのか、レギュレーションに対応してくれているかなどを確認しています。
テストライティングとはいえ、継続的な関係性を結べるかどうかが決まる大切な工程です。手を抜かずに行うことが案件獲得への近道になるでしょう。
手順5.執筆・納品する
テストライティングを無事に通過した場合は、正式に仕事を受けることになります。
クライアントから依頼された記事の内容や文字数、レギュレーションに沿って記事を執筆しましょう。
どの仕事にも共通ですが、記事の納期は厳守です。とくに、初めての執筆の場合、通常よりも時間がかかってしまうこともあるので、あらかじめ時間に余裕を持って執筆しましょう。
もし、どうしても遅れてしまう場合などは、できるだけ早めに連絡するなど、社会人としてのマナーやコミュニケーションも求められます。
Webライターの仕事内容や収入はどれくらい?
Webライターといっても執筆する内容はさまざまです。基本的には、クライアントから依頼された内容や条件で執筆をすることが多いのですが、なかには個人ブログの代筆などの依頼もあります。
執筆する記事の種類によって求められるスキルや収入なども異なるので、確認しておきましょう。
Webライターの仕事内容
Webライターの仕事内容としては、以下のような例が挙げられます。
- 企業Webメディアのコラム記事作成
- インターネット広告の文章作成
- ニュースサイトのニュース記事作成
- 個人ブログの記事作成代行
一口にWebライターといっても、さまざまな仕事があるので、実際に取り組んでみて、自分にあった仕事を見つけてください。
また、専門性が高くなるほど書けるWebライターが減るので、単価も高くなります。自分の趣味や得意な分野の記事から取り組んで見るとよいかもしれません。
Webライターの収入の相場
フリーランスのWebライターの年収はで300万円前後と言われています。
フリーランスであれば、仕事の量は自分で調整することになるので、収入はピンキリでしょう。また、自分でスキルを身につけることで単価を上げられます。
頑張り次第では、一般的なサラリーマン以上の年収を稼ぐことも可能です。詳しい収入について、実体験を交えて以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
初心者Webライターが効率良く稼ぐコツは?
Webライターとして稼ぐためには、ただ案件を受け続けるだけでは単価も上がらず大変に感じるかもしれません。効率良く稼ぐためにはどうすればよいのでしょうか?
効率良く稼ぐためには以下のようなコツがあります。
- たくさん書いて実績を積む
- 条件の厳しい案件を選ぶ
- コミュニケーションを円滑に行う
- SEOスキルを身につける
ぜひ、効率良く稼ぐコツを確認し、少しずつWebライターとしてのキャリアを積んでいきましょう。
たくさん書いて実績を積む
ただ受けるだけではダメというわけでもなく、初めのうちは、実績もないので、とにかくたくさん記事を執筆するのをおすすめします。
その過程で、多くのFBやレギュレーションについて素直に受け止め、学んでいく姿勢が大切です。
実績を積むことができれば、高単価な案件に出会えるかもしれません。
条件の厳しい案件を選ぶ
条件について、もちろんある程度甘い案件であればそちらを選びたくなるかもしれません。しかし、細かなレギュレーションを守ることや、質の高い記事を求められる厳しい案件があれば初心者のうちは積極的に受けていきましょう。
クライアントからお金という対価だけでなく、スキルという対価を受け取ることができます。
厳しい案件を受けて、スキル面を磨くことは効率的に稼げるライターへの近道です。
コミュニケーションを円滑に行う
クライアントからの連絡や修正の依頼はなるべくスピード感を持って円滑に対応できるとよいでしょう。
コミュニケーション力は、Webライターで意外にも求められるスキルです。
たとえば、納期に遅れそうなときはあらかじめ連絡をしたり、今の進捗や疑問に思ったことなどを伝えたりします。
円滑に連絡をとることできれば、引き続き一緒に仕事をしたいと信頼され、継続的な案件の依頼にもつながります。
SEOスキルを身につける
Webライターで稼ぐには、SEOスキルが重要です。
SEOは、検索エンジン最適化と訳されます。Googleなどの検索結果に作成した記事を上位表示させるための対策であるSEOのスキルがあると重宝されます。
なぜなら、検索結果で上位に表示されれば、Webサイトとしての集客力や商品の販売に繋がるからです。
クライアントもビジネスなので「ただ文章が書けるライター」よりも「集客や販売につながる記事を書けるライター」を選びます。
他のWebライターとの差別化をはかり、Webライターとしての市場価値を上げるためにも、SEOについて初心者のうちから学んでおきましょう。
SEOについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
初心者Webライターでよくある質問
初心者のWebライターでよくあるのが「副業として始めたいが、会社にバレないか不安」というような意見です。
また、テストライティングに落ちることはあるのか、どのくらいの執筆時間がかかるのかなど、始めたいけど不安なことも多いですよね。
文章を書いたり考えたりするのが苦手でも大丈夫?
文章を書いたり考えたりするのが苦手でも、問題ありません。
なぜなら、私自身、作文などが苦手でWebライターとしても全く自信がなかったという過去があるからです。
基本的には、文章や構成全体の流れはある程度決まっています。また、考えるというよりは、調べて執筆することが多いので、それほど大変ではありません。
慣れるまで、ある程度時間はかかるかもしれませんが、とりあえず案件に取り組んでいけば、少しずつ執筆できるようになるでしょう。
どのくらい執筆時間がかかる?
執筆時間の目安は人によって多少前後しますが、大学生のタイピングの速度は10分で1,000文字が平均と言われています。(注1)
そのため、3000文字の案件であれば、執筆だけで30分ということになります。
そうはいっても、実際の記事執筆は文章の流れやリサーチなどを行いながら執筆するので、実際は30分では完成しません。あくまでも目安として考えるのがよいでしょう。
会社にバレずに副業できる?
副業に関しては、Webライターなどの職種を問わずバレない方法はあります。
それは、市役所で住民税の徴収方法を「普通徴収」に変更するというだけです。
住民税は以下の2つの方法で徴収されます。(注2)
- 特別徴収:会社の給料から天引きで徴収される方法
- 普通徴収:住民税は全て自分で支払う方法
副業がバレてしまう場合、住民税の徴収額前年よりも急に上がってしまうというのが原因です。
急に副業分の支払いも増えるので、経理担当者に「なんで住民税が高くなっているのだろう」と疑問に思われるのです。
会社には、副業分の住民税に関して通知がいくことはないので、安心してください。
それでも心配な方は、お住まいの市役所に相談してみることをおすすめします。
Webライターの始め方は簡単!まずは挑戦してみよう!
Webライターの始め方は簡単です。どのような人でも挑戦できますが、稼げるようになるまでは時間がかかるかもしれません。
そのため、以下のような効率良く稼ぐコツを意識して、Webライターとしてのキャリアを積んでいきましょう。
- たくさん書いて実績を積む
- 条件の厳しい案件を選ぶ
- コミュニケーションを円滑に行う
- SEOスキルを身につける
ぜひクラウドソーシングサイトに登録して、まずは自分が興味のある内容のWebライティングに挑戦してみてください。
出典: