Webサイトの記事の作り方とは?現役コンテンツディレクターが解説!

Webサイトの記事の作り方とは?現役コンテンツディレクターが解説!
今野直倫

Webサイトに記事を投稿してマーケティングの手段として活用したいという、企業のマーケティング担当者も多いでしょう。

ただ、「Webサイトの記事ってどうやって書けばいいの?」「記事の作り方を教えてほしい」と思っている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、Webサイトの記事の作り方を、日頃から記事を制作している現役ディレクターの私が解説します。

一部上場企業からスタートアップ企業まで実践している方法です。ぜひ参考にして、自社の記事制作に役立ててください。

Webサイトの記事はただ書くだけじゃダメ

Webサイトの記事はただ書くだけじゃダメ

まず前提として押さえておきたいのが、Webサイトの記事は、ただ書けばよいというものではないということです。

企業あるいは担当者が書きたいことを書いても、まず集客にはつながりません。なぜなら、「書きたいこと」「読みたいもの」は違うからです。

たとえ、たまたま読者が読みたいものになったとしても、自社の事業に繋がらなければ意味がありません。

Webサイトを集客手段と捉えているのであれば、きちんと戦略を立てて記事をつくりましょう。そうすれば、記事は強力な集客装置となり得ます。

Webサイトの記事(コンテンツ)とは?

Webサイトの記事(コンテンツ)とは?

Webサイトの記事とは、ユーザーの何らかの悩みや疑問を解決するためにあります。

たとえば、あなたが英単語の覚え方を知りたいと思ったとき、GoogleやYahoo!の検索エンジンを使って、下記のように検索するでしょう。

  • 英単語 覚え方
  • 英単語 覚え方 コツ
  • 英単語 覚えられない

このように調べると、悩みを解決してくれるページが検索結果に並んでいるはずです。あなたは、そのうちのどれかにアクセスするでしょう。

こういった流れで、Webサイトの記事は集客をしてくれます。このような集客方法は、コンテンツマーケティングと呼ばれています。

Webサイトの記事の作り方を丁寧に解説!

Webサイトの記事の作り方を丁寧に解説!

Webサイトの記事を作ったことがないと、どこから手をつけてよいかわからないかもしれません。

ここでは、企業が実際に取り入れている基本的な記事の作り方を紹介します。

  1. 軸となるキーワードを決める
  2. ユーザーが知りたいことを調べる
  3. 記事の骨組みを作る
  4. 正しい情報を掲載する

上記の方法で記事を制作すれば、集客できるWebサイトを作る近道となります。ぜひ、自社でも取り入れてみてください。

軸となるキーワードを決める

記事を作る際には、記事の軸となるキーワードを決めます。なぜなら、ユーザーはキーワードで検索して、記事にたどり着くからです。

キーワードを決める際は、自社の事業に関連するキーワードを洗い出します。たとえば、英語学習教材を販売している企業なら、下記のようなキーワードが挙げられるでしょう。

  • 英語学習 おすすめ 本
  • 英語学習 おすすめ 子供
  • 英語学習 おすすめ
  • 英語学習 映画
  • 英語学習 教材

こういったキーワードで検索するユーザーは、英語学習教材に興味を持つ可能性が高いです。自社の事業に関心のある人が、どういったKWで検索するのか考えましょう

ユーザーが知りたいことを調べる

ユーザーが何を知りたくて、そのキーワードで検索をするのかを調べます。キーワードを含めるだけでは、検索結果画面で上のほうに表示されないからです。

検索エンジンは、ユーザーに本当に役立つ記事を上位表示させます。したがって、ユーザーが何を知りたいのかを理解することが重要なのです。

  • 既に上位表示されている競合記事
  • メインのキーワードに関連するキーワード
  • Yahoo!知恵袋などの質問サイト

これらを参考にすると、ユーザーの知りたいことが見えてきます。ユーザーが本当に何を知りたいのかを掘り下げましょう。

記事の骨組みを作る

キーワードとユーザーが知りたいことを基に、記事の骨組みを作ります。記事の骨組みは、構成案(あるいは骨子)といわれることが多いです。

構成案を作らずに書き始めてしまうと、記事の趣旨がぶれてしまいます。そうすると、ユーザーが知りたいことに答えられない記事となってしまうでしょう。

ユーザーが知りたいことをあらかじめ骨組みとして作っておくことで、ユーザーのニーズを満たす記事を完成させることができるのです。

正しい情報を掲載する

構成案ができたら、いよいよ記事の執筆に入ります。執筆で気をつけることはさまざまありますが、企業が最も気をつけるべきは「情報の正確性」です。

記事を書いたのが社員の1人であっても、Webサイトに掲載する以上、企業の記事として見られます。誤った情報が記載されていると、信用問題にもつながりかねません。

正しい情報を掲載するために、以下のような情報源を参考にしましょう。

  • 学術論文
  • 公的機関のWebサイト
  • 書籍

個人のブログやアフィリエイトサイトなどは、誤った情報が載っている可能性が高いです。よっぽどの理由がない限り、参考にしないようにしてください。

集客できているWebサイトの記事例【3選】

ここでは、弊社Webサイトのなかから、実際に集客できている記事を3つ紹介します。

いずれも、この記事で説明した作り方を取り入れて作った記事です。実際に書いた記事がどうなるのかをイメージする参考にしてください。

1. WordPressでカテゴリーの順番を自由に並び替える方法

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2. $(function(){})ってどういう意味?jQueryのおまじないをわかりやすく解説します

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3. ホームページのアクセス数をGoogleアナリティクスで調べる方法を解説!

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効率よく集客できる記事を作るためには?

効率よく集客できる記事を作るためには?

集客できる記事を作りたい一方で、現実的に考えると効率も重視したいというところが本音ではないでしょうか?現状の業務に加えて、Webサイトの記事を作るとなると、大変そうだと感じる人も多いはずです。

そこで、ここでは効率よく集客できる記事を作るポイントを紹介します。人的・時間的リソースが足りずに躊躇している方は、ぜひ参考にしてください。

制作フローを固める

まずは、制作フローを固めましょう。フローが定まっていないと、有耶無耶になって、記事制作のプロジェクト自体がストップしてしまいがちです。

社内で役割分担をして、記事制作の工程とスケジュールを定めておきましょう。

  • 8/9(月):構成提出(Aさん)
  • 8/11(水):構成確認(Bさん)
  • 8/20(金):執筆提出(Aさん)
  • 8/22(日):校正校閲(Bさん)
  • 8/26(木):初稿入稿(Cさん)

上記は、執筆担当者とチェック担当者、入稿担当者を置いた場合です。複数人が関わってスケジュールを共有することで、途中で制作が止まってしまうことがなくなります

SEO対策を行う

SEO対策を行うことで、Webサイトの集客力を高めることができます。SEO対策とは、Google等の検索エンジンに、Webサイトを最適化することです。

Webサイトの構造や外部へのアプローチ、コンテンツの作り方などに対して、SEOの視点から対策を行います。

SEO対策は独学で学ぶこともできますが、専門的なスキルなので時間がかかるでしょう。SEO対策の担当者を採用するのも1つの手段です。

外注も視野に入れる

どうしてもリソースが足りない、社内にWebサイトの記事制作を担当できる人がいない、という場合は、外注も視野に入れるとよいでしょう。

記事制作を外注することで、既存の業務に集中することができます。また、プロにお願いすることで、成果も上がりやすいでしょう。

記事制作を外注する場合には、以下のパターンが考えられます。

  • 記事の執筆だけ外注する
  • KW選定〜チェックまで外注する
  • 戦略策定から丸ごと外注する

時間的なリソースや、人的リソースを加味して、自社にあった方法を選んでください。

集客できるWebサイトの記事を作ろう!

今野直倫

ただ闇雲に記事を書いても、集客できるWebサイトにはなりません。ロジックを理解して、きちんと戦略立てて記事を作ることが重要です。

Webサイトの記事で集客する場合、SEO(検索エンジン最適化)対策の知識が欠かせません。なぜなら、ほとんどのユーザーは検索エンジンからWebサイトに流入するからです。

Webサイトの記事を作ろうと考えているのであれば、SEO対策について学んでおきましょう。本サイトではSEO対策の知識をわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

今野 直倫

SEOディレクター / Webライター / コーヒー販売
コンテンツディレクターとしてSEO施策・KW選定・構成作成・校正校閲・進捗管理・ライター採用まで担当。コーヒーメディアで記事執筆も。個人ではコーヒー販売を行う。